2014年5月アーカイブ - MISONO’s NEWS|聖園女学院中学校・高等学校

聖園だより

新緑の季節Ⅲ

<ゼラニウム> 直立した茎の先についた赤い花びら。

             心のバランスをとってくれるアロマの香り。

花e.jpg<野の花> 濃いピンクの花が目を引きます。

花f.jpg<むらさき露草> 力強く咲く紫色の花。花言葉~尊敬~

ききょう.jpg<菖蒲>ギリシャ語でIris(アイリス)~「虹」という意味。

                  花言葉 ~メッセージ・希望~

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2015年度 入試日程 決定しました。

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2015年度入試日程.pdf

白い藤の花

蝶形の花びらが連なる長い花穂

白藤D.jpg花言葉 ~決して離れない~

白藤C.jpgそよ風に乗って香しい藤棚

白藤A.jpg「青空」に映える優美な白藤

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新緑の季節Ⅱ

新緑と藤棚

ふじD.jpg<藤> 花言葉 ~歓迎~

ふじA.jpg紫色の見事な花穂 ~ラージ・ブーケ!~

ふじC.jpg<藤 棚> 優美なパープルのカーテン!

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卒業生たちが聖園の丘に・・・

聖園を卒業した後も、聖園生たちは学び続け、進路を切り開いていきます。
そのような聖園の卒業生たちにとって、聖園は故郷のひとつです。
心を充電できる場であり、迷ったときの羅針盤なのです。

若葉の広がる五月の聖園に、聖園の卒業生が帰ってきてくれました。

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聖園生たちが行き交う中で、後輩たちに声をかける時は、聖園の先輩、人生の先輩として接し、
恩師には、礼儀正しさの中にも、人生の後輩としてアドバイスをいただく。
相手の立場や視点にたって、言動や姿勢を一瞬で切り替える。さすが、聖園の卒業生。


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聖園はここにあります。あなたたちの居場所は、ここにあります。
思い切って、社会に、日本に、世界に挑戦してください。
そして、困ったときは、いつでも戻ってきなさい。待っています。


平成26年5月2日
進路指導部

進路特別講演 山崎直子 宇宙飛行士「宇宙、夢、人をつなぐ」③

山崎直子宇宙飛行士のお話を通じて、
聖園生は、
宇宙での経験・夢の実現のコツを分けてもらいました。

人が人の話を聞くというのは、
自分ができない経験・自分がしていない経験を分けてもらうことです。

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「何事にも挑戦する勇気をいただきました。
 わからないからこそすばらしいんですよね」

「私も夢と目標を持ち続け、あきらめずに努力したい」

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「山崎さんの、夢が叶うまでのお話が心に響きました。
 10年以上の訓練、家族の支え・・・本当に感動しました。」

「宇宙に関心はなかったのですが、山崎さんのお話を伺い、宇宙に
 ついて学んだら、考えが変わると思いました。自分が知らないことを
 どんどん知りたくなりました。」

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「"大きなきっかけがあって宇宙飛行士になったのではなく、
  小さなきっかけが積み重なった結果なのです"というお話を伺って、
  毎日の小さなきっかけを見逃さないようにしたいと決心しました。」

「今、学校でやっていることで、将来何になったとしても、無駄になる
 ものはひとつもないというお話に、改めて衝撃を受けました。もう、
 決めました。毎日を大切にします。」

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自分の軸をもって、人はやっと一人前になれる、という言葉にはっと
 しました。学校の校訓がNASAやJAXA、そして宇宙でも不可欠な
 土台だとわかり、驚きました。」

「宇宙から見た地球、宇宙での金環食の様子、無重力での経験、さらに、
 さらに宇宙生活での歯磨きやお手洗いなど、山崎さんのお話が楽しくて、
 終始、わくわくしていました。」

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「夢にまっしぐら!というのも素敵だけど、夢を叶えた後の人生の方が長
 いのだから、教養を身につけることも大切だと教えていただきました。
 今、入試で使わない科目を学ぶことに不安を覚えていた私の目から鱗
 が落ちました。」

「11年間も、いつ宇宙にいけるかわからない、本当にいけるかもわから
 ない中で訓練を続けられるのは、すごいと思いました。すぐに結果がで
 ないと不安になっている自分に言い聞かせたいと思います。」

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「テレビで評論家の話をきいているよりも、実際に宇宙で生活された方
 の話は現実味があり、宇宙を身近に感じました。」

「山崎さんのお話で、私の中に、「宇宙」から見る視点が生まれました。
 宇宙はわからないことだらけで、それを不安に思うと同時に、"私の、
 そして人類の、新しい1ページが開かれる"と考えるのは、とても勇気
 を与えてくれます。Wonderful !」

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「山崎さんが、中学校時代に、英語は教科書レベルだとおっしゃられ
 ていて、驚きました。そして、目の前の勉強は、常に、その先のすば
 らしい経験につながっているともおっしゃられていました。今取り組
 んでいることが将来に必ずつながっていると想像することが大切な
 んですね。」

「ゴールにたどり着けるかどうかも大事だけれども、後で振り返った
 時に良かったと思えるように、今を一所懸命に。と教わりました。
 たまに、自分が今していることが無意味に思える時があったので
 すが、意味は、私が築き上げるものだと気づきました。」

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「Trainable. これが、とても大切だと思いました。"どんな状況でも、
 自分にできるなにかがある"と考えて、学んでいこうと思います。」

「スペースシャトルの事故を、怖がってふたをするのではなく、きちん
 と向き合うことが大切だと伺い、はっとしました。

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「どの道を選んだとしても、当たりや外れがあるわけではない。選んだら、
 その先の道は自分で作り上げていけばいい。そうすれば、すべてが当
 たりになる。というのは、そうだなと思いました。人にすべてを用意して
 もらおうとするから、当たりとか外れとか言ってしまうけど、自分で用意
 すれば、自分で修正もできるし、人のせいにしなくなる。私も自分で選
 び、自分で作れるようになります。」

「山崎さんのおかげで、夢がまた増えました。進路指導で、夢を絞るので
 はなく増やしてコラボさせるよう言われているので、宇宙を加えます。宇
 宙で医療・・・無重力。・・・考えます!」

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「宇宙から戻られた山崎さんが、"自然が、すべてが、愛おしくなる"と感じ
 たことに感動しました。私たちがいる地球は本当に奇跡なんですね。風
 も緑も重力も、当たり前にあるものではなくて、本当に奇跡的なんですね。
 なんだか、友達との会話も、勉強も愛おしく思えてきました。」

「"地球をこの目で見てみたい"幼い頃に抱いていた夢がよみがえってきま
 した!山崎さん、宇宙政策員会、がんばってください!」

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「山崎さんから学んだことは「努力を積み重ねることの大切さ」と「人として・
 女性としての心」です。講演の最初から最後まで、山崎さんの礼儀正しさ
 や受け答えに感激しています。」

「"夢は歩んでいくうちに見つけるもの"という言葉が好きになりました。進路
 でも夢が見つかってから勉強を始めるのではなく、夢が見つかったときに
 は、それまでの学びがおわっているようにしなさい。と言われていたので、
 やっぱりそうなんだ、と思いました。」

      I could talk with Ms.Yamazaki directly and it was a dream
      come true. Ms.Yamazaki shook hands with me after the
      interview, and I remenber the touch of her hand ever now.
      I was very moved by her words because she was someone
      who has overcome many diffeculties such as hard training.
      I will treasure her words, " respect other people " and " be
      interested in different cultures ", and I am aiming to be a
      global person like Ms.Yamazaki.

山崎直子氏を通じて、聖園生たちは、宇宙を題材に、夢や人生について豊かなヒントを得ました。
この後、聖園生たちは、聖園での経験と知識を栄養として、"夢"を実現させていきます。

山崎直子宇宙飛行士と聖園生たちの今日の物語は、
聖園生一人ひとりの、日々の生活、数年後の進路、そして、数十年後の人生に続きます。

 

平成26年5月1日
進路指導部

進路特別講演 山崎直子 宇宙飛行士「宇宙、人、夢をつなぐ」②

山崎直子氏の講演は、最後にサプライズの演出がありました。
それは、聖園生との交流でした。

生徒・質問②.JPG

 

 

 

 

 

聖園の中学1年生から高校3年生まで、山崎直子氏に、
時に日本語で、時に英語で、質問し、励ましをいただきました。

生徒・質問英語.JPG

 

 

 

 



Q. I think because astronauts live and work together,
     it is important to establish a good relationship of
     mutual trust between them.
     What did you do to establish a good relationship
     of mutual trust between people of different cultures ?

A.  I think it is important to respect each other to establish
     a good relationship of mutual trusut between people
     of different cultures.  Aiso, I think being interested in
     different cultures helps you do that.
 

 

生徒・質問①.JPG

 

 

 

 

 

「スペースシャトルの爆発事故があって、
   宇宙に行く夢が怖くなったことはありませんか」

山崎氏・握手.JPG

 

 

 

 



「宇宙から戻ってきて、考え方などは変わりましたか」 

英語でも、日本語でも、とてもわかりやすく、
魅力的にお答えくださる山崎直子氏に、
生徒たちは、ひとつの方向性を見いだしたようです。

夢や目標は人それぞれだけれども、
夢や目標を追いかけるプロセスで大切なことは、同じ。

だからこそ、
中学高校のうちに、先輩や後輩、同級生とともに、
その共通の大切なことを、
日常でも行事でも、繰り返しおこない、
卒業時には、その大切なことが当たり前になっていよう、と。

人の話を聞くことで、自分ではできない経験を、分けていただく。
今日は、山崎直子宇宙飛行士の話を通して、
聖園生は、宇宙や夢に関する貴重な経験を分けていただけました。

最後に、聖園女学院生徒会長から、花束を贈呈いたしました。

山崎氏・花束.JPG

 

 

 

 

 

 

 

山崎直子様、本日は、貴重な講演をありがとうございました。
山崎さんの経験を分けていただいて、
私たちは大きな勇気を得ました。
山崎さんのこれからのご活躍を祈念しております。
本日はありがとうございました。

 

平成26年5月1日
進路指導部

進路特別講演 山崎直子 宇宙飛行士 「宇宙、人、夢をつなぐ」①

5月1日(木)の午後。 風、薫る中、聖園の丘に、
山崎直子宇宙飛行士をお招きしました。 

【山崎直子様】告知物用・写真.jpg

 

 

 

 

 

 


進路特別講演「宇宙、人、夢をつなぐ」というテーマで、
山崎直子氏から、聖園生に勇気と希望を与えてくださいました。

 山崎氏+タイトル.JPG

 

 

 

(C) NASA 


宇宙へ行くという大きな夢は、
いくつもの小さな夢を積み重ねて、育んだものです。
そして、宇宙での数々のミッションも、
いくつもの目の前にある小さな課題をコツコツ積み重ねて、
成し遂げられたものなのです。
大きな夢は、目の前にある課題の先にあるものです。
目の前にある課題を大切にできる人が夢に手が届きます。

山崎氏+ソユーズ.JPG

 

 

 

 

 


(C) NASA 

 私の夢やミッションは、
家族や多くの同僚、たくさんの国や企業に支えられたものです。
夢は、すぐにかなうものではなくて、
多くの人の支えや多くの人の意志、自分自身の努力、
そして、
時間が必要なものなのです。
だからこそ、夢や目標というのは、あきらめない価値があるものなのです。

山崎氏・仲間.JPG

 

 

 



(C) NASA 

 宇宙空間でも、宇宙飛行士の訓練でも、世界でも、日本でも、日常でも
共通して大切なのは、 "Trainable"   だと実感しています。
あきらめずに、素直に、常に自分を育んでいけること。
これは、才能とか性格ではなくて、
日々の考え方や練習、繰り返しで誰にでもできることです。

山崎氏+演台右.JPG

 

 

 

 

 

 

 

本当に大切なことや必要なことは、実は、なかなかゴールが見えず、
結果がいつ出るかわからないものが多いものです。
そのようなときに支えとなる言葉として、ニーバーの祈りを、私は大切にしました。

ニーバの言葉のみ.JPG

 

 

 

 

 

この言葉も、はじめて聞いた高校生の時は、
恥ずかしながら、なにも感じなかったのですが、
自分の見識や経験が増えていくにつれて、
涙がこぼれるほど、理解できるようになりました。
今、その時の理解、感情だけで判断するのではなく、
小さな積み重ねの一つとして、
日々の祈りや言葉、経験や知識を大切にしましょう。
必ず、後で、あなたの夢を広げ、あなたの夢を支えてくれます。

山崎氏+地球+スペースシャトル.JPG

 

 

 

 

(C) NASA 

宇宙飛行士になるための訓練でも、宇宙空間でも、
重要なのは、自律と協力とそれを続けようとする意志でした。
この学校の校訓「信念・精励・温順」は、
まさに、この自律と協力とそれを続けようとする意志につながるもので、
正直、驚きました。
また、宇宙では、限られた空間で、何週間も、何ヶ月も、生活します。
プライバシーがあまりないので、訓練していないと、人間関係に困ることがでます。
この学校では、6年間、ほぼ同じメンバーで過ごすと伺いました。
6年間も訓練して身についた、人間関係の構築力は、すごいと思います。
みなさんが卒業して身にまとうものは、
世界中どこにいっても、いや宇宙にいっても通用するものです。

wonderful.JPG

 

 

 

 

 

宇宙も、夢も、異文化も、未来も、すべて " wonder " です。
この世界は、wonderに満ちあふれて ( ful ) います。
この " wonder " が " ful " な、この世界を、ぜひ、楽しんでください。

山崎氏+演台左.JPG

 

 

 

 

 

 


山崎直子さんのお話は、宇宙を題材に、
夢と向き合う人間の基本、夢を叶えた後の人間の基本を教えてくれました。

そして、今回の講演の終わりに、
聖園生たちは、山崎さんと素敵な時間を過ごすチャンスに恵まれます。
それは・・・。(詳細は次の聖園だよりに掲載します)


平成26年5月1日
進路指導部

 

 

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