2015年4月アーカイブ - MISONO’s NEWS|聖園女学院中学校・高等学校

聖園だより

新緑の季節Ⅰ~藤の花~ Japapanese wisteria

藤棚 : マリアホールの十字架をバックに。

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先端にむかって向かって咲き進む花。

IMG_5042.jpg下から見た藤棚 : 不思議な花の集合体。

IMG_5024.jpg新緑とパープルの藤の花穂。

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~風薫る季節~

<中学棟横> 小さくて可愛い花 ウルップソウ

ウルップソウ.jpg<マリアホール前> 春風にそよぐアメリカンハナミズキ 

アメリカハナミズキ.jpg<中学棟入り口> この花の名前は?!・・・「ハナズオウ」

ハナズオウ.jpg<講堂前広場> 新緑のイチョウ

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あしなが学生募金

4月18日(土)藤沢駅で「第90回あしなが学生募金」に総務局員22名が参加しました。多くの方々にご協力頂きありがとうございました。

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新年度。自習室は試験本番モード!

新年度がスタートしました。
新しいクラス。新しい先生。新しい取り組み。
すべては " きっかけ " です。
そのきっかけを興味や関心に育てるのは、
聖園生の得意技。

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家庭での学習や調べもの先輩や友人との交流、
大学や企業とのやりとりなどを通じて、
きっかけを興味・関心に大きくふくらませていきます。

こうした動きのひとつに自習もあります。
今年度も、平日はもちろんのこと、土曜日も、長期休業中も
自習室が開放されます。

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この春も、補習・講習の前後、部活動や委員会活動の前後
なども自習室が満員になりました。

朝7:30には自習室前に人だかり。
夕18:00まで10時間以上。
講習や部活前にひと勉強。
講習や部活後にもひと勉強。
時間の使い方が上手になる自学自習。

きっかけは山ほどあります。
興味・関心に大きく育て、
理解と活用に深めていくコツが自学自習。


平成27年4月18日(土)
進路指導部

<ルルド> ~八重桜風景~

◎ 球状に重なる優美な花びら

IMG_4926.jpg◎ 若葉の緑と優しいピンクの花

IMG_4930.jpg◎ ルルドの風景

IMG_4923.jpg◎ マリア様の優しいまなざし

IMG_4927.jpg◎ 八重桜の豊かな咲き姿

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~八重桜~ ミッションスクールにぴったりの花言葉

<正門横> 花言葉Ⅰ 「豊かな教養」

IMG_4918.jpg<ルルド1> 花言葉Ⅱ 「善良な教育」

IMG_4916.jpg<ルルド2> 花言葉Ⅲ 「しとやか」

IMG_4915.jpg<ルルド3> ルルドのマリア様

                   来週が見頃ですね。

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卒業生、聖園を語る⑤

今春、Panasonicに就職する近藤さん。
勉強の重要性とともに、
聖園生がもつ"品格"について語ってくれました。

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― 大学在学中にGoogleの取り組みに参加できたり、
                       協会から賞をいただいたりしたそうですね。

「はい。自分の取り組みを評価くださる方がいるというのは、自信になりました。
 大きな企業や団体は、対人関係構築力や哲学など、人間としての中身をすごく
 注目してくださるので、びっくりすると同時に、楽しかったですし、自分自身の強
 みや弱みを知ることができました。」

― 企業の方々とお会いしてわかった、自分自身の中身とは?

「はい。勉強面の努力はもちろんのこと、"+α"というか"土台"というか、実力の支え
 や言動の軸の部分を注目されていたように感じます。たとえば、勉強面の努力では、
 英語でのプレゼンや資料の読み込みなど、本当に時間かけました。でも、それは当
 たり前のことでで、+αというか土台としての、挨拶や笑顔、礼儀や一言添えなどが、
 自然にできるかどうか、がポイントだと思いました。企業の方々にも「君は、挨拶や
 礼儀が染みついているね」をほめていただきました。」

― 聖園在学中は優等生だったのですか?

「いいえ(笑)反抗期もあり、勉強しなくて、よく叱られました(笑) 通常なら、あきらめ
 られると思うのですが、先生も親もしつこくて(笑)。だから、反抗期があっても、6年
 後には、礼儀やマナーも身につきました。」

「勉強面でも、"あなたの本当の力の2割もだせていない。出し惜しみするな"と幾度も
 指摘されて(笑)。自分では「頭が悪いから」とか「勉強よりも大切なことがあるから」
 と自分を正当化していました(笑)。でも、見抜いてくれる先生、事実をもとに指摘し
 てくれる先生、信じてくれる親がいてくれて嬉しくて。実際、大学ではしっかりと勉強
 できたし、企業の方も評価くださったので、やっぱり、「できない」のではなくて、「やら
 なかった」のだと思い知りました。」

― 後輩たちに一言お願いします。

「3つあります。
 ①あきらめずに叱ってくれる人を大切にして。
 ②勉強は当たり前。頭が悪いからと言い訳しないで。
 ③挨拶・礼儀・マナー・一言添えは、心に染みつくまで繰り返して。
 聖園生の品格は、世間でも、企業でも、どこでも通用します。相手の心にも、あたた
 かいなにかを伝えることができます。
 学校の中はもちろんこと、公共の場でも、家でも繰り返してください。自然とできるまで。」


大学での活躍、企業の方々との取り組みを通じて、聖園で身についたことが、想像以上に
普遍的であることを熱く語ってくださいました。

聖園では、時代とともに取り組みが刷新されても、
伝える本質は普遍的です。
それは、
いつでも、どこでも、誰にでも大切なことだからです。

聖園の空気が、聖園生をとおして、大学にも企業にも世界にも広がっています。


平成27年4月8日
進路指導部 

卒業生。聖園を語る④

上智大学に進学する二宮さん。

皆勤賞(出席率100%!)の二宮さん。勉強も行事も部活も
当たり前のように両立する聖園の空気を満喫していました。
受験期も、なにかを減らすとか、犠牲にするということはあま
りなかったように見えます。

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― どういうことなのでしょうか?

「世間では、受験勉強は、なにか特別なことらしいのですが、
 聖園では、普通の勉強の延長線上のことだと思います。
 だから、友人も、ガンガン勉強していても、行事を楽しんで
 いたし、みんなでけじめをつけていました。むしろ、"受験
 勉強でも人間性を磨いていた"と思います。」

― どのようにして、それができていたのでしょう?

「自分と向き合って、つらいことも周りの人の力も借りながら、
 向き合って。これを繰り返すと、
 "一人でやること" と "みんなでやること" の見極め
 
ができるようになりました。これは、部活や委員会や行事でも
 できるけれど、勉強、特に受験期に、質も量も高まったと思います。
 良い先生方と仲間に恵まれました(笑)。」

― 聖園で学んだことは?

自分に与えられた使命がどうやったら見つかるか。
 本当の意味で相手の立場で考えるとはどういうことなのか。
 すっごく考えたし、学べました。そのために、自分をどう磨
 くか。どう変えるか。という見極めができるようになりました。
 まだまだ、道半ばなので、卒業後も、時折、聖園に戻ってき
 て充電したいと思います。」

― 後輩たちに一言お願いします。

「聖園生として、目の前に来たものを前向きに捉えて、自分
 を磨いてほしい。後になって分かるのだけれど、聖園は、
 悪意ある人が本当に少ないので、先生が示してくれるもの
 は、あとで、必ず意味がでてきます。そのときの気分や感
 情で受け止めていると、あとで悔いを残します。"あーっき
 ちんと取り組んでおけば良かった"ではなく、"きちんと取り
 組んでおいて本当に良かった"といえるように、聖園生活
 を満喫してください。」

勉強、部活、委員会、行事などなど、形は違えど、
すべてを自分の人生として受け止められるのが聖園生
なぜなら、大切なことは、後になってわかることが多いから。
「時間」は大事なこととそうでないことを、ふるいにかけてく
れます。
時間をかける意味。それは、本当に大切なことを見極める
こと。聖園生は、それがよく分かっています。

平成27年4月6日
進路指導部

卒業生。聖園を語る③

学習院大学に進学する久嶋さん。

推薦入試を活用して、専門的に文学を極めることができる
大学に進学した久嶋さん。定期試験を3年間休むことがで
きないプレッシャーを乗り越えながら、推薦を突破しました。
その後も、一般受験生並みに勉強を重ね、センター試験
でも、9割を超す結果をたたき出す一方で、一般受験生の
相談にも乗っていました。

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― 気のゆるみもなく、すごい持続力ですね。

勉強はきちんとやりきると、自分で決めていたので、受験
 があろうとなかろうと、常にベストを尽くそうと思っていまし
 た。...といっても、毎日毎日、うまくいっていたわけではな
 く、失敗しても、できない日があっても、めげずに、続けて
 いただけですけど(笑)。」

― どのように続けていたのでしょう?

「いろいろ気になって、クヨクヨしてしまう性格なのですが、
 自分に集中して、目の前のことに取り組む練習をしまし
 た。最初はうまくいかず、英語の勉強していても、「あっ
 古文もやらなきゃ」とか、数学の勉強をしていても、「あっ
 あの子に連絡しなきゃ」とか、常に揺れ動いていました
 が、それでも、「今やると決めたこと」に集中する練習
 ずっと続けました。できるようになるまで。やってみてわ
 かったのは、「できない」のではなくて、「やろうとしてい
 なかった」ということです。」

― 聖園で学んだことは?

勉強で得られる大切なことと挨拶や礼儀です。勉強の
 意味は、聖園のすごい先生方に教わったことときちん
 とがんばる仲間に恵まれたことで、本当によくわかり
 ました。自分ががんばれたのも、周囲の支えがあった
 からだし、私も周囲に必要とされていることがわかって、
 モチベーションが上がりました。」

「勉強で得られることは、一言で言えば、教養や自己管理
 なのでしょうけど、やっぱり、人生につながる部分がたく
 さんあります。部活と両立しながら、勉強をきちんとして
 本当に良かったと思っています。塾よりも聖園の授業
 のほうがすっごい楽しかった。」

「挨拶や礼儀は、世界中で通用すると思います。形や
 言葉はもちろんのこと、気持ちというか、心の持ち方が。
 これも、ずっと続けてよかった。挨拶や礼儀は、いわゆ
 る、"自然"にできてはじめて相手に伝わるものです。
 自然にできて、はじめて世界でも通用すると思います。」

― 後輩たちに一言お願いします。

「聖園ですすめられたことは、やってみた方が良いと思い
 ます。勉強も部活も、その場の感情で判断せずに、続け
 てみて!」

良いことを見抜き、それを続けるのが聖園生。
聖園生は、勉強でも部活でも、日常生活でも、
大切なことを自然にできるレベルまでもっていきます。
それは、
その段階こそが、相手に、他者に、世界に通用するからです。


平成27年4月5日
進路指導部

卒業生。聖園を語る②

東京外国語大学に進学する古谷渚さん。

高校1年次のカナダ研修のホームステイでお世話になった
東南アジアの方々との交流から、国際社会の諸問題に関心を
高めた古谷さん。高校2年次には、実際に家族で東南アジア
に旅行に出かけたそうです。大学でも世界を実感できるところ
へ進学しました。

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― すごいバイタリティですね。

自分で決めて、自分で動くのはとても楽しいことでした
 ただ、高校生のうちは大人のサポートが必要なので、
 素直にお願いすることと、普段の生活態度が大切です(笑)。
 私も完璧ではなかったし、むしろ、迷惑をかけていましたが、
 親も先生もよく叱ってくれたおかげで、少しずつ、お願いを
 聞き入れてくださるところまではきたかなと思います(苦笑)。」

― 勉強はどのようにすすめたのですか?

「すごい先生方に会えて、きちんと勉強と向き合うことができました。
 世間で軽視されつつある、知識や勉強の本当の意味もわかったから、
 周囲に流されることなく、知識や智恵などと素直に向き合えました。」

「私の場合、目標にむけてがんばりましたが、同じ選択クラスの友人
 の中には、目標がなくても、目標が定まった時のためにがんばって
 いる子がいたし、推薦で進路が決まった後もたくさん勉強している子
 もいて、本当に良い仲間に恵まれました。」

― 聖園で学んだことは?

「正直なところ、聖園にいるときは、すべてが当たり前だったので、
 意識したことはなかったけれど、卒業した今、感じているのが、
 教養、挨拶、礼儀です。必修が多く、文理問わずに学んでいたので、
 大変だったけど、大学受験の時も、英語や国語で、様々なジャンル
 の文章がでても、対応できました。教養の威力は、目に見えないと
 ころで大きいものだと実感しました。」

「挨拶や礼儀は、在学中に、模擬試験の会場で指摘されました。聖園
 では書類などを受け取るとき、「ありがとうございます」とか「お願いし
 ます」と一言添えるのが当たり前なのですが、模試や受験でもそれを
 できるのは東京の○○○○と神奈川の聖園くらいだとほめられました。
 おもしろいのは、聖園生にとっては当たり前なことが、世間ではすご
 いことになっている点です。他にもあるかも...。これからたくさん発見
 します(笑)。」

― 後輩たちに一言おねがいします。

「限界を越えましょう!自分に集中しましょう!後に悔いを残さずに
 今をがんばりましょう! 応援しています!」

目標に邁進して、限界を超えて、自分自身を築き上げてきました。
聖園生は、大人のサポートを受けながら、自分と向き合い、自分を
磨いていきます。その視線の向こうに、世界を、他者を見つめて。


平成27年4月4日
進路指導部





卒業生。聖園を語る①

この春にお茶の水女子大学に進学する尾形さん。
聖園での学びや進路(進学)実現について静かに語ってくれました。

尾形さんは精勤賞(3年間の出席率99.9%)の聖園生。卒業式では、
卒業証書とともに精勤賞と記念品を授与されています。

聖園での学びや生活は、月日を重ねるごとに、満足度が上がったそうです。
特に高校で、興味深い授業や先生に出会い、学びそのものが楽しいものに
なったそうです。

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― すごい出席率ですね。行事は皆勤(出席率100%)ですね。

「はい。6月の球技大会、9月の聖園祭、12月のクリスマス行事など、
 6年間、すべてに参加できました。大学受験の時期も、
 心と頭の切り替えになったし、だらだらやるよりも、集中して、朝も夜も
 勉強できてはかどりました。」

― 勉強はどのようにすすめたのですか?

「聖園ですごい先生がたに会うことができて、
 すべての勉強の意味がはっきりしました。勉強時間も、量を増やす一方で、
 一時間でできることを増やす練習もしていきました。
 私は将来の目標が定まっていないのですが、聖園では、
 "目標に向けて勉強するのは勉強の達人。
          目標が定まるときのために学び続けるのが人生の達人"
 という表現があって、
 目標の定まっていない私には、勉強の意味がはっきりしました。
 それを応用して、やる気が出てから勉強するのではなく、やる気が出たとき
 のために記憶は終えておいて、やる気が出たときに演習を重ねました。」

― 聖園で学んだことは?

「挨拶や礼儀、宗教心や教養、自立心など、人生の土台が確立しました。
 挨拶の"ごきげんよう"は、朝も昼も夜も使えて、いつでもどこでも誰にでも
 使えて、カトリックだなあと感じました。大学で使ったらどうなるか楽しみ(笑)。」

「宗教に触れてよかった。世間で言う宗教は少し違う気がします。多感な時期に
 きちんとした宗教に触れておくのは大事だと思います。国際社会でも宗教が
 土台になることがあるし、逆に宗教を悪用している人を見抜くこともできます。」

「教養に関しては、必修が多い聖園では、文理問わず教養が身につきました。
 すべての知識はつながっているので、知れば知るほど楽しいものでした
 大学では抽象化をできたらいいなあと思っています。」

「自立心も、流されない大切さがよくわかりました。自分の生き方・考え方を確立
 できたし、保つことができました。周囲のサポートと自分の意志が両輪でうまく
 回ったと思います。」

― 後輩たちに一言お願いします。

「自分にあきらめることなく、周りに流されることなく、後回しにすることなく、
 先を見据えた上で、今、目の前のものに、きちんと取り組んでほしい。
 自分をよく見つめて、よく把握して、先をよく見て、先をよく把握したうえで、
 今大切にすることを見極めてくださいね。」


静かに明るく語る姿は、人間としての土台がしっかりしていることを感じさせました
"本物の自分"を見いだしているのでしょう。
後輩たちも、その姿勢や考え方に憧れを抱き、実践し始めています。

聖園生は、他者から影響を受け、他者に影響を与えながら、成長していきます。
真の意味で、他者とともに成長していくのが聖園生。

聖園の空気は、このように、人から人へと受け継がれ、熟成していきます。


平成27年4月3日
進路指導部
 

 

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