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校長の声

校長の声『恵み』

 色々なことで悩んで愚痴をこぼす時に言われる言葉がある:

"count your blessings"

 悪いことにだけ目を奪われず、神がくださる多くの恵みを数えよという、多少お叱りが含まれている励ましの言葉である。神の恵みは果たしてそう簡単に数えることが出来るものかという疑問はあるが、自分が置かれている状況を別の観点から見直す助言としてはそれなりの説得力があろう。

K15-1.jpg このような観点でものを捉えると、職員室に置いてある大きな字で「恵み」と書いてある石に圧倒されそうな小さなペンギンの小物もある。本物の恵みであれば、これは我々人間が把握できる範囲を遙かに超えているだけでなく、その形も色々ある。

K15-2.jpg

 一歩前に出ろと、優しく肩を叩くような励ましもあれば、これより先に行ってはいけないと告げる障害物もある。そして場合によっては多くの仲間を無視して、全く違う自分を相応しい方向に導く頑固さにもなる。なお、どちらにしても、この恵みの全ては人間と神を結ぶ紐付きのプレゼントであることを忘れてはならない。

K15-3.jpg 梅雨の鬱陶しい曇り空から降ってくるものは間違いなく恵みの雨であるということは蛙にとって常識であるが、ペンギンも納得するためにある程度の工夫(例えば語り合うときにちょっとだけ美味しいものをさしあげること)は必要である。色々なサイズと形で降ってくる数え切れない恵みを見逃さないで神の配慮に気付く事は、幸せな人生を送る秘訣かもしれない。

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