2018年7月アーカイブ - MISONO’s NEWS|聖園女学院中学校・高等学校

聖園だより

7月のボランティア活動

7月、前期の期末試験も無事終了し、19日の終業式前後にかけて「小さき花の園」に3回、「子供の家」に1回と生徒は暑い中、疲れも見せずに一生懸命ボランティア活動に勤しんでいました。

ボランティア活動の引率をしていて毎回感じていることがあります。それは、生徒の「笑顔の素晴らしさ」です。

心の底からの「笑顔」は「天使ってこんな笑顔なんだろうな」と感じさせてくれます。生徒一人一人のかけがえのない「笑顔」と過ごせるこの活動の一端を皆様にお届けできましたら幸いです。

日頃のご家庭でのご指導、ご協力に改めまして感謝申し上げます。

 

7月11日:前期期末試験後の自宅学習日

IMG_0750.JPG2回目のボランティアです。

「前回は何をすれば良いのか分からずアドバイスをいただきながらだったので、今回ペアを組んだ子を笑顔にできたことがものすごく嬉しかったです。」(高2)

7月20日(金):再び「小さき花の園」

720 車イス.JPG 本日と次回(7/23)、小さき花の園施設のさまざまな機材の使い方を教えていただくことになりました。

「ただ人を乗せて押すのではなく、段差があるところでは声をかけながら押すことやブレーキのかけ方などを教わり、もし自分の周りで具合の悪い人がいて車イスを使う機会があればしっかりと今回学んだことを発揮できたら良いと思いました。」(高2)

ボランティアをしているときの生徒の笑顔は本当に素晴らしいのです。心からの笑顔でたくさんの元気、勇気をいただいて本日のボランティアを無事終えることができました。快晴の中、本校の「天使たちです。」

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7月21日(土)

この日は暑さもあって室内でのボランティアになりました。プラレールや折り紙をして、今日も楽しく子供たちに遊んでもらいました。(笑)

「失敗しちゃったと笑ってくれて、子供の笑顔は人を元気にさせるなと感じました。」(中3)

「子供たちにたくさん質問をして、たくさんおしゃべりをして仲を深めることができてので良かったです。」(高2)

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7月23日(月):三度「小さき花の園」

今回は一人一人オリジナルの車イスについて学ぶことができました。

 

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「通常は体を拘束してはいけないことになっていますが、この施設では特例として命を守るために(医師の指示で)ベルトをしていると知ることができました。最初は私も動きづらそうで外してあげたいと思っていましたが、それは命を最優先に考えているからなのだと考え方が変わりました。」(高1)

「利用者の方によって性格が異なり、おとなしい性格の方の場合は感情を読み取るのが難しかった。そこで、話題が見つからなくなってしまったときには、近くにある物すべてを言ってみて、反応が一番良かった物から話を広げていくことを学習した。」(中3)

 
723 学園天国.JPG前回からですが、みんなで「学園天国」を踊りました。利用者の方たちも一緒になって体を動かして楽しそうに参加してくださいました。

後期もボランティア活動に取り組む姿勢を紹介していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

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校長の声『バベルの塔』

 同じ人間なのに、人は何故数多くの言語で話しているのか。旧約聖書の「バベルの塔」の神話は極めてわかりやすい説明になる。人々はかつて共通言語を用いていた。その人々はとんでもない企画として「天に届く塔を建てよう」と呼びかけた。それを知った神の怒りにふれて、人々は共通言語を失った。互いに話が通じなくなった「彼らはこの町の建設をやめた」という結果になった。(創世記11章7節)

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 この納得がいく、分かりやすい説明の延長線で考えると、外国語教育は真に天罰の続編に見える反面、でたらめな英語表記を訂正できる外国語の先生にとって雇用保障となっている。

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 バベルの塔の失敗がもたらした被害はめんどくさい外国語を学ぶ授業だけではない。自分の言語と文化を根拠にして、何も考えずにほかの言語で話す人を位置づけてしまう危険に、いつも注意すべきであろう。古代ギリシアの人はギリシア語を話せない、ギリシアの慣習を知らない人をßάρßaροι(バルバロイ)と呼んでいたが、この言葉は今でもヨーロッパの言語で「野蛮人」という意味で使われている。英語を使って仕事ができない人は、グローバルな社会に貢献できないという偏見に通じる側面があるのではないか。

 色々な外国語を教えたり学んだりする取り組みを神が下した罰の悪影響として、少しでも和らげる努力を評価すべきか、それとも批判すべきか。どちらにしても、注目すべきところは外国語教育の目的であろう。神が混乱させた外国語の裏には1つの重要なメッセージが隠れている。色々な言語でコミュニケーションをとれる人間であるからこそ、私達にはこの貴重な能力を活かして全ての人が一緒に生活できる"common home"(「ともに暮らす家」)を築ける使命がある。

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 バベルの塔のようなものは、やはり要らないと教えてくださった神にThank You!を言いたい。

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2018 中高錬成会

7月14日(土)・15日(日)、本校図書館を中心に中高錬成会を実施致しました。中学1年生13名、中学2年生9名、中学3年生6名、高校2年生2名の計30名が参加してくれました。

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今年度のテーマは「北原怜子とゼノ修道士」でした。「蟻の町のマリア」として知られる北原怜子さんは、今年没後60年ですが、3年前の2015年1月23日(この日は怜子さんの命日です)、ローマ法王庁によって「尊者」に認定されました。

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テーマごとに7つの班に分かれ、調べ学習をし、それぞれがKeynoteにまとめていました。発表に際して、杉森先生から発表、表現の仕方などのご指導を受け、初めて発表するという人も含めてレベルの高い内容のまとめができていました。わずかな時間でまとめをしっかりこなすみんなの様子は頼もしかったです。中学1年生の感想文にはほとんどの人が「不安があったけど、先輩たちが優しく教えてくださって、最後は本当に楽しくまとめることができて良かった。」とありました。

夜は恒例の「スイカ割り」です。時間がかかってしまいましたが、全員が経験することができたのは良かったです。

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日曜日はごミサに預かりました。校長先生が司式をしてくださって、初めて日曜日のごミサに参加した人も神父様から祝福をいただきました。IMG_0330.JPG

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高1 「愛といのち」の研修

 聖園では高校1年生の時期に「愛といのち」について学びます。

その1つの取り組みとして前期の終わりに助産師の先生のお話しを聞き、自らの命のスタートを振り返りました。

たくさんの方に守られて頂いた「いのち」をこれからどの様に活かしていくか、ミッションスクールに通う生徒として考えていくきっかけになりました。

 

     神奈川県助産師会、中島清美先生の講話 「生む力と生まれる力が合わさって、生きる力となる」①.JPG

                みんなの命の始まりは、針の穴の大きさ②.JPG

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 生徒も参加しての出産シーン

(家族役・助産師アシスタント役)

 

 

 

 

 

  

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 生まれる瞬間は会場が1つに

 無事に生まれました!

 「わー おめでとうー」 拍手拍手

 

 

 

 

 

 

 

 後半は体験学習です。4つの体験プログラムを経てすっかりお母さん気分に。 

 《妊婦ジャケット体験》  約7kgのジャケットを着て歩いたり、しゃがんだり。妊婦さんの大変さを実感!➄.JPG

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  《新生児人形抱っこ体験》  赤ちゃん人形に名前をつけて声掛け。ママ友会話も聞こえてきました。

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  《おむつ替え体験》  意外と手際よくできました。でも実際は赤ちゃん動くからね。⑦.JPG

 みその誌候補2 - コピー.JPG 

 

 《胎動体験》  胎動胎感システム「たいじのきもち」でおなかの中の胎児との胎話(対話)を体験。

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 まずは心音を

 

 

 

 

 

 

 

 

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  次に、しゃっくり・キッキング・ローリング

 

  

赤ちゃんがおなかの中で動くって...

すごい! 感動! 感激!

 

 

 

 

 

 

初めて知ったこと。貴重な体験。女性としてまたひとつ成長した有意義な時間でした。

この研修の様子や「愛といのち」についての学びは、9月の聖園祭の学年参加にて展示・発表します。

平成30年度藤沢市「学校花だんコンクール」入賞!!

美化委員会です。

私たち美化委員会では、活動の1つとして、『クライネスグルーク.pngクライネス グルーク)』ドイツ語で小さな幸せと言う名前のお庭を整備しています。

この度、このお庭の花壇が「学校花だんコンクール」において、秀作をいただきました。

11月17日(土)藤沢市民会館大ホールで開催される「第37回藤沢市緑と花いっぱい推進の集い」にて表彰していただきます。

現在、

ハートの花壇には、ピンクのジニア(百日草)が、グラデーションで、

十字架の花壇には、ルドベキア、ペチュニア、トレニアが、

ばらのコーナーには、ミニバラの咲耶姫(さくやひめ)が可憐に咲いています。

 

キバナコスモスやコスモスの種も芽を出し、これから益々賑やかになりそうです。

ご来校の際には、ぜひお立ち寄り下さい。

bika1.jpg美化2.jpg美化3.jpg美化4.jpgbika5.jpg

2018 高3(68回生)日本史校外授業in江戸

IMG_0194.JPG【地歴科:日本史選択】

7月11日(水)自宅学習日、校外授業実施の許可をいただいて、高校3年生(68回生)23名と一緒に両国の江戸東京博物館に行って参りました。

2015年にリニューアルしてから初めての訪問でしたので、楽しみにしていました。

当日、8名ずつ3グループに分かれてそれぞれのグループにお一人ずつボランティアガイドさんがついて館内の説明をしてくださいました。

私が驚いたのは、みんなの積極性でした。分からないところはどんどん質問をし、ガイドさんも驚くほどの質問力でした。意欲的でしたね。たぶん、ガイドさんも説明していて楽しかったのではないでしょうか。

前期に既習した分野ではありますが、授業内容がしかりと身についていたのは感心でした。また、細かい説明や「へー、なるほど」といった新知識もたくさんありましたね。どうぞ、皆さんの教養にしてください。

ただ、暑さと前日までの試験疲れもあり、予定していた江戸深川資料館へ行けなかったのは残念でした。

それでも昼食後、有志の方5名と「本所松坂町の吉良邸跡」と2016年オープン仕立ての「北斎美術館」へ行くことができました。先生の時間の都合で「北斎美術館」の見学を急がせてしまい、ごめんなさい。またの機会にゆっくりどうぞ。

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2018 お父様の聖書合宿

【宗教部より】

今年度も7月7日(土曜)8日(日曜)の両日「お父様の聖書合宿11」を行いました。場所は例年通り、鎌倉十二所にございますイエズス会黙想の家にての一泊二日でした。ご指導くださいましたのは、イエズス会広島修道院の塩谷惠策神父様11回目です。今年は特にこちらへいらっしゃった日が豪雨で、一日遅れたら鎌倉へは行き着いていなかったとおっしゃていました。そのような大変な中、ご指導いただき誠にありがとうございました。

sionoya.jpgおそらく広島に帰られてからもこの度の災害で大変な日々ではないかと心配しております。被害に遭われた方々とともに神父様におかれましてもくれぐれもお身体大切になさってください。一日も早い復旧と神父様のご健康をお祈り申し上げます。

さて、今年度のテーマは「天地創造」でした。宇宙の起源、ビッグバン理論から始まり、宇宙の不思議や銀河の中心にある巨大なブラックホールであるクエーサー、そして地球の誕生。非常に珍しい岩石惑星である地球誕生の確率は「25㍍プールに時計の部品を投げ込んで、水流だけで時計が組み上がる確率と同じ」だそうです。という科学的なお話しから聖書における「天地創造」へ。

「初めに、神は天地を創造された。」(創世記1-1)

「神はモーセに、「私はある。私はあるという者だ」と言われ、また、「イスラエルの人々にこう言うがよい。『わたしはある』という方がわたしをあなたたちに遣わされたのだと。」(出エジプト記3-14)

毎回塩谷神父様は私たちに、忙しい中でも「ふと立ち止まること」、「考えること」の大切さを、そして祈ることの大切さを教えてくださいます。さまざまな気付きをいただきますことに大いに感謝しております。IMG_0182.JPGIMG_0177.JPGあるお父様は「分かちあい」の中で、大げさではなく「ここから新しい一年が始まるんです。私にとってこの聖書合宿はそういう存在なんです。」とおっしゃっていました。多くのお父様方が頷かれていました。私も同感です。

そして、7月8日(日曜)は13:30~ 予定通り「感謝の祭儀・ミサ・私の記念として行いなさい」。に預かりました。神父様から心のこもった祝福をいただきました。

IMG_1279.JPGお父様方、お疲れ様でした。また来年、聖書合宿をよろしくお願いいたします。

なお、次回の聖書研究会は7月28日(土曜)14:00~です。奮ってのご参加、お待ちしております。

夏の鮮やかな花々!

「オニユリ」

IMG_1232.jpg「カノコユリ」

IMG_1239.jpg「カサブランカ」

カサブランカ2.jpg「ソテツ」花が咲きました。

IMG_1249.jpg「フヨウ」

IMG_1231.jpg「グラジオラス」

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