2019年7月アーカイブ - 聖園だより|聖園女学院中学校・高等学校

聖園女学院中・高等学校

聖園だより

キッチン地球科学

ごきげんよう。聖園女学院ではこの夏も
90の補習講習を開講しています。
大学入試対策講座はもちろん、歌を通して英語の発音を上達させる講座、
読書会、おもしろ実験、「夏をムダにしないための勉強法講座」など
ユニークな講座が数多く開かれています。
無題.png↑ 希望制の講習会の一覧表です。

7月29日には手と頭を使って地球科学に
関する身近な実験を行いました。
ご指導くださったのは東京大学地震研究所
名誉教授の栗田敬先生です。
IMG_2258.JPG講座名は「キッチン地球科学」。
理論やコンピューターのみで
地球を考えるのではなく
「自然」を実感・共感してほしいという
趣旨でスタートされた講座です。
今回は身近な「味噌汁」で対流実験を
行いました。

味噌汁をヒーターで120℃で加熱し続け、
味噌が対流と沈殿を繰り返すのを
観察・記録しています。
IMG_2270.JPG温度はアプリを入れたiPadに、
その場でグラフ化されます。
IMG_2277.JPGその結果をふまえ、
対流の起こるタイミングと要因を
班ごとに検討していきました。
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夏季錬成会

ごきげんよう。
聖園女学院では毎年、カトリックの聖者や聖人の生き方を学び、
共に祈り分かち合うことを目的として錬成会を実施しています。
今年度のテーマは長崎・外海の聖者「ド・ロ神父」。
中1から高2までの希望者49名が1泊2日の日程で参加しました。
IMG_1542.JPG~朝の祈り~
朝の祈りを捧げるため、全員が聖堂に集いました。
校内で1泊して迎えた朝。眠い目をこすりながらやって来た生徒たちも
心をこめてお祈りしていました。
IMG_1523.JPG~グループ発表~
「ド・ロ神父とその時代」についての講話を聴き、調べた内容や
仲間で分かち合った内容をスライドにまとめて発表しました。
学年を越えたグループ編成で、上級生は下級生をよくリードしていました。
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~シスターと一緒に~
錬成会を支えてくださったシスターと高1生の記念撮影です。
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夜にはスイカ割りのお楽しみもありました!
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校長の声『正解』

 分からないことがあれば、これに詳しい人に質問すれば答えが得られるが、質問する目的は必ずしも正解を教えてもらうことではない。先生に注目して欲しいとよく質問する生徒もいれば、生徒の理解を確かめるために口頭試問で難しい質問をする先生もいる。そして突然、とんでもない質問で相手を困らせることを楽しんでいる人もいる。ところで、このような意地悪な質問は直ぐに跳ね返ってくることがある。5月半ば頃アメリカで放送されたCBSの番組には、次のような場面があった。

 司会者のスティーヴン・コルベアがゲストの俳優キアヌ・リーヴスに投げかけた質問:"What do you think happens when we die, Keanu Reeves? " 「私達が死んだら何が起こると思いますか。」観客は予想外の質問で笑ったが、リーヴスの答えを聞いて一瞬で静かになった。"I know that the ones who love us will miss us." 「私は知っている。私達を愛している人は私達がいなくなったことを寂しく思うのです。」

 考える時間も与えないで、いきなり死後の世界や(キリスト教の教えである)復活について軽率な発言を誘う質問に聞こえるが、答えは全く別な方向に目を向けさせた。注目されているのは死んだ人の行き先ではなく、今生き(残っ)ている人の想いである。

 このやりとりを伝える記事を読んで、新約聖書のある話を思い出した。(マルコによる福音書1218節~27節。)自分が学んだことに自信満々の学者は一つの質問(亡くなった人の結婚生活は天国でどうなるのか)で死者の復活を教えていたイエスを困らせようとしたが、イエスは、丁寧な説明の最後に、死後の世界を注目する質問は的外れである指摘した。「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。あなたたちは大変な思い違いをしている。」

 自分自身、そして愛する人の死に直面して、自然に「死んでからどうなるのか」という質問は浮かんでくる。必ず死で終わる人生なので、無視できることではないが、「死んでみないと分からない」という「正解」は必ずしも答えにはなっていない。視点を置き換えて「今生きている私達の命とは何か?」という質問であれば、一つの答えが見えてくる気がする。「『今』を生きてみないと分からない。」無論、実際にやってみないと「正解」にはならないが、教会のステンド・グラスや茶屋の掛け軸を見ながら黙想することはその第一歩になるかもしれない。

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校長の声『Spiritual Exercise』

 健康で幸せな人生に運動は欠かせないが、積極的に動かす必要があるのは体だけではない。心身共に元気な毎日を送るために心のエクササイズは不可欠であるが、各宗教の伝統的な儀式を参考にすればそれほど難しいことではない- 仏教の座禅、ヒンズー教のヨーガ、イエズス会(カトリック教会の修道会)の霊操(れいそう)は具体例である。特定の宗教を離れても、(流行のカタカナ語となっている)「スピリチュアリティ」という名称で精神的な安定を目指すエクササイズも数多くある。(宗教心理学の研究対象ともなっているが、字数の関係上ここで省く。)

 聖園女学院はカトリックの学校なので、毎日の黙祷のほかに生徒心身の成長を目指して、毎年7月に「錬成会」が実施されている。今年も中1から高2までの生徒は「愛の人・ド・ロ神父」というテーマで班に分けて一緒に学んだことを皆の前で発表したのである。その一週間前生徒・卒業生のお父さん達の第12回聖書合宿があったが、「歩く黙想」等で心も足も鍛えることができたと、好評だったのである。

 「星の王子さま」には次の言葉がある。「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。一番大切なことは、目に見えない。」毎日聖園坂を登ってくると足は強くなるが、錬成会・聖書合宿の目的は心の目と耳を鍛えることである。足が丈夫な人はマラソンを完走できるが、鍛えられた目と耳とを使っての競争は別なところを目指す。

 「あなたがたは知らないのですか。競技場で走る者は皆走るけれども、賞を受けるのは一人だけです。あなたがたも賞を得るように走りなさい。競技をする人は皆、すべてに節制します。彼らは朽ちる冠を得るためにそうするのですが、わたしたちは、朽ちない冠を得るために節制するのです。」(使徒パウロのコリントの信徒への手紙一第9章24節~25節)

 錬成会・聖書合宿等の"Spiritual Exercise"、心を鍛えるエクササイズに力を入れることは聖園女学院の教育方針である。生徒(そして保護者)に目指して欲しいと思っているのは、心にしか見えない大切なもの、朽ちない冠を得ることである。新しくなった学校案内"MISONO"の最後のページには、この目標は簡単にまとめられている:"Find your mission" - 「自分のミッション・使命を見つけなさい!」、と。

 言うまでもなく、これは一人でやれることではない。共に走る「共走相手」は欠かせないが、競争する側面を完全に取り外すことではない。東京の上智大学、名古屋の南山大学が毎年行われている「上南戦」は今年第60回大会を向かえた。南山大学は準優勝、上智大学は最後から2番目という結果になったが、カトリック大学同士であるからこそ普段目に見えない大切なキリスト教精神を世間に示すエクササイズになったのではないか、と私は思う。

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リンク先:

宗教心理学研究会|Society for Study of Psychology of Religion

http://www.psychology-of-religion-japan.org/#宗教心理学研究会

聖園女学院新パンフレット

https://www.misono.jp/common/pdf/SchoolGuide.pdf

高校1年生 「愛といのち」の研修

聖園では高校1年生の時期に「愛といのち」について学びます。
その取り組みの1つとして、前期の終わりに助産師の方からお話しを聞き、自らの命のスタートを振り返りました。たくさんの方に守られて頂いた「いのち」をこれからどの様に活かしていくか、ミッションスクールに通う生徒として考えていくきっかけになりました。

神奈川県助産師会の中島清美先生の講話
「生む力と生まれる力が合わさり、生きる力となる」
皆、当たり前に生まれたわけではない。生まれてきただけで100点満点!

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生徒と先生も参加しての出産シーン(生徒・・・お姉さん役と助産師アシスタント役,先生・・・父親役)
生まれる瞬間は会場が1つに。 無事に生まれました! 

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お姉さん役の生徒がへその緒を切ります。

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後半は体験学習です。

①妊婦ジャケット体験
約7kgのジャケットを着て歩いたり、しゃがんだり。妊婦さんの大変さを実感!

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②新生児人形抱っこ体験
赤ちゃん人形に名前をつけて声掛け

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③おむつ替え体験
妹・弟のいる生徒はお手のもの

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④胎動体験
胎動胎感システム「たいじのきもち」でおなかの中の胎児との胎話(対話)を体験。
まずは心音を聞いてみます。

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次にしゃっくり・キッキング・ローリング
赤ちゃんがおなかの中で動くって... すごい!感動!感激!

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4つの体験プログラムを経てすっかりお母さん気分に

胎児人形の展示もあります。

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今年は受験情報サイトの取材も受けました。

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最後に中島先生からプレゼント!
ハート型の画用紙をかざしてみると・・・  小さな小さな穴が空いています。
みんなの命の始まりは、針の穴の大きさだったのです。

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初めて知ったこと。貴重な体験。女性としてまたひとつ成長した有意義な時間でした。
この研修の様子や「愛といのち」についての学びは、9月の聖園祭の学年参加にて展示・発表します。

学校花だんコンクール 優秀賞を受賞しました

ごきげんよう。
今年もクライネス・グルークが「令和元年度 学校花だんコンクール」優秀賞に入賞しました。
2019夏花壇ハート.JPG

2019夏花壇十字架.JPG

「愛と平和のシンボル」アンネのバラ(アンネフランク形見のバラ)
アンネ.JPG
(湘南バラ会 会長 成田光雄・シツご夫妻様より寄贈のバラ)















新パンフレットと募集要項が完成しました。

ごきげんよう。
2020年度募集要項と新しい学校案内パンフレットが完成しました。
ホームページにデジタル版も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

2020年度一般募集要項/学校説明会資料はこちら

学校案内パンフレットはこちら

パンフ画像.png

2020年度中学入試について

ごきげんよう。
2020年度中学入試についてお知らせします。

《2020年度一般入試》
2020年度一般入試募集要項.pdf

①2月5日(水)午前にも2科目試験(国・算)を実施します。
②2月2日(日)午後には2科目選択入試(国・算・英の中から2科目)を実施します。
③英検4級以上の方は英語試験を免除します。(条件あり。所定の手続きが必要です)
④一部の試験では、公立中高一貫校受検者を対象に入学金の延納を認めます。(所定の手続きが必要です)
⑤全日程web出願となります。

《2020年度帰国生入試》
2020年度帰国生入試募集要項.pdf

①英語試験の内容を「英語の作文とスピーキング」に変更します。
②全日程web出願となります。

2019年度中学入試結果はこちら

高校1年生 家庭基礎 実技試験&調理実習 Part2

高校1年生の家庭基礎の授業は2時間つづきで行われています。

今日はまず、きゅうりの乱切りと千切りの実技試験です。 練習の成果が発揮された生徒も...

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自分で切ったきゅうりはお好みのドレッシングをかけて試食します。

食材も努力も無駄にはしません!

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後半は「カップシフォンケーキ」作りです。

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卵黄と卵白を分けて、それぞれ泡立てます。 メレンゲ作りも10秒交替で人力で頑張りました!

DSC02019.JPG今回は抹茶といちごの2種類です。

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焼き上がりましたぁ!

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出来たてを担任の先生にプレゼント!

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令和元年6月15日(土)同窓会総会が行われました。

お知らせ

 令和元年6月15日(土)同窓会総会終了いたしました。

担当48回生より

ごきげんよう。令和元年6月15日に同窓会総会が行われました。

当日は悪天候の中、計30名ほどの役員、同窓の方が参加されました。

校長先生から聖園の近況報告や今後の展望などのお話も頂き、

時代の移り変わりを感じると共に、

その中でも、学生時代の故郷として変わらない聖園の存在を

改めて意識した時間となりました。

総会後も回生を超えた交流もあり、

久方ぶりの聖園の思い出話に花を咲かせ、心温まる時となりました。

総会の様子

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校長の声『リスニングテスト』

 質問がある時、いつも親切に教えてくださった恩師、イエス先生がいなくなってから、弟子達が気を落として部屋に閉じこもった時のことである。全く予告なしに「一同は聖霊に満たされ、"霊"が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」(使徒言行録24節)バベルの塔(2018年7月24日の「校長の声」を参照)の事件で人類の共通語が失われた弊害を少しでも緩和するという、神の親切さを感じることができ、勉強なしに外国語で話せるようになることは学習者にとって非常にありがたい話ではあるが、このような現象が起こったのは、一回きりなので外国語で生計を立てている先生は心配する必要がない。

 外国語を学ぶ必要性に疑問をかけるのは、このような聖霊の働きではなく、むしろ通訳ソフトの躍進的な進歩であろう。外国語の知識・スキルは相変わらず必要であるが、言葉の壁を乗り越えて世界中の言語でコミュニケーションを取るために役立つことは、時間がかかる頭の回転ではなく、直ぐに出来るスマホをあしらう指の操作だかもしれない。

 ところで、神とのコミュニケーションになると、外国の勉強も通訳アプリも不要である―これは聖霊降臨の祝日が我々人間に伝えようとするメッセージである。何故かというと、聖霊は私達がそれぞれ理解できる言語で話しかけてくださるからである。(第2バチカン公会議までにラテン語で行われたカトリック教会の典礼は今各国の言葉で行われるようになったことを私は感謝しているが、バベルの塔の二の舞になるのではないかという批判の声もある。)

 言うまでもなく、それぞれの言葉で話しかけてくださる聖霊の賜物にはそれなりの課題も付いてくる。2021年1月から実施される予定の「大学入学共通テスト」の英語の試験では4技能、「読む」「聞く」「話す」「書く」は評価の対象となるが、聖霊が課す試験は「聞く」、リスニングテストだけである。理解できる言葉で呼びかけてくださる聖霊の声に心の耳(手話に頼っている人は心の目)を開いて、そこで分かったことを(イエスの弟子も貰った、心と心とを繋ぐ聖霊の通訳アプリを使って)自分の言葉でまた人に伝えることは我々人間の使命である。

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