2021年3月アーカイブ - MISONO’s NEWS|聖園女学院中学校・高等学校

聖園だより

学年末を迎えました

予想のつかないことばかりだった2020年度でしたが、先日無事に修了式を迎えることができました。
これまでの学びを振り返り、培われてきた伝統を受け継ぎながら新たな日々へと踏み出していく聖園の年度末の風景をお伝えします。

《受験体験談》
この春卒業したばかりの70回生代表5名が、後輩たちに受験体験談を語ってくれました。
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・受験形態はいろいろありますが、楽な方法はありません。
・何よりも、生活リズムを整えましょう。
・最後まで諦めないでください!

進路を実現した先輩たちが、揃って口にしたのがこの3点です。現役聖園生のみなさん、自分に合った方法を模索しながら、夢を一歩ずつ現実にしていってくださいね!
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《赤本寄贈》
参考書や赤本の寄贈を申し出た卒業生たちが顔を見せてくれるのが、春の風物詩です。
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進路指導室に並べられた参考書は、思いが詰まった努力の結晶です。
温かいご協力ありがとうございます!

《証明写真撮影》
学年ごとの分散登校を行い、個人証明写真を撮影しました。
次年度への準備が、着々と進んでいきます。
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《生徒総会・ネットリテラシー講座》
修了式に先立って、今年度の締めくくりとなる生徒総会が全校放送を通して行われました。生徒一人ひとりのiPadにあらかじめ配信された資料に基づき、会務報告とweb投票が滞りなく進行しました。

社会状況が大きく変化し、web環境とのつきあい方をこれまでにないほど意識するようになった今年度。
本校のネットパトロールを担当している企業によるネットリテラシー講座を、全校生徒が受講しました。
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最後まで予定が盛りだくさんだった修了式当日。
困難な社会状況にもめげることなく、精一杯に励んできた聖園生のみなさん、本当によくがんばりました!
本校の教育活動をお支えいただいたすべての皆様へも、改めて感謝申し上げます。

紹介しきれなかったエピソードは、Facebookでご覧ください。
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トップ画像用に聖園の桜.jpeg

校長の声『"SAKURA"』

 阪神・淡路大震災とオウム真理教のサリン事件で「日本は危ない国だ」という評判が世界に広まった1995年春の話である。両親の三回目の来日で、いつものように観光名所を案内していた。その中には桜の名所で知られている名古屋の山崎川も含まれていた。歩いて行ける距離でもあるし、満開の桜をみて日本文化で伝統的な行事である「花見」を体験して欲しいと思っていたからである。

 ところで、両親の反応は今でも記憶に残っている。川沿いの白い花ばかりで何が面白いか、と。

 あの時から20年経って、今度は妹の家族が日本を訪れた。日程に旅行等をいっぱい取り入れた忙しい3週間であった。北陸から名古屋に帰る長い1日の夕方のことであった。桜の花を見に行こうと誘っても、「もう疲れた」と、彼らはあまり行きたくはなかったが、「これこそ日本の伝統的な行事」だと説得してと無理に鶴舞公園につれて行った。

 予測したとおり、地下鉄の駅を出た途端、彼らの「花見」のイメージは180度変わった。桜の木の下で楽しく飲んだり食べたり大勢の人を見て「花見」の重要な側面がはっきりと見えてきたからである。(ちなみに、山崎川には売店等がなく、静かに桜の花を見ることしかできない場である。)そこにいた人達に背が高い姪の旦那と一緒に写真を撮ってよろしいかと頼まれて、楽しい花見の体験になった。

 ところで、一つの疑問が浮かんできた。このどんちゃん騒ぎは何故「花見」というのか、と。話を聞くために集まった群衆にイエスがかけた質問を思い出す。「あなたがたは何を見に行ったのか。」(ルカによる福音7章24節。)

 COVID-19の感染拡大防止のために今年の花見は花を見るだけになるであろうが、桜の木の下に座って食べたり飲んだりしても、花のメッセージは伝わると私は思う。またイエスの言葉。「なぜ、衣服のことで思い煩うのか。野の花がどのように育つのか、よく学びなさい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。」(マタイによる福音書6章28節~30節)

 浮世の中で生きている人間なので、その時その場で神が備えてくださった花の美しさから力を得るのである。花見はその美しさが見えてくるための訓練かもしれない。

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2021年度入試関連イベントのお知らせ

ごきげんよう!
ひと雨ごとに暖かさの増す今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、2021年度に実施する入試関連イベントが決定しましたので、お知らせいたします。
詳しくは以下の写真をクリックしてください。
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「はじめての聖園女学院」と1月の授業見学会は6年生向けの企画ですが、その他のイベントは何年生でもご参加いただけます。ご予約は4月に入ってから承ります。詳細は改めて学校ホームページに掲載しますので、ご確認ください。

卒業おめでとうございます

3月3日、第70回卒業証書授与式が行われました。
社会を取り巻く状況が大きく変わってゆく中で、人生の節目を迎えた卒業生たち。
聖園の森が温かい祝福と励ましの声で包まれる、3月の様子をご紹介いたします。

《卒業生を励ます会》
時代に合わせて少しずつ形を変えながら聖園に受け継がれてきた、生徒会総務局主催の行事です。例年は全校生徒が講堂に集まりますが、感染症防止対策のために総務局員2名ずつが高3生の各教室を訪れました。

学級委員の協力もあり、教室までの道のりを装飾しました。
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朝のわずかな時間ではありますが、お世話になった先輩方に感謝を伝えました。
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《卒業ミサ》
高3生全員が、講堂で記念のミサに与りました。
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完成したばかりの卒業アルバムが奉納され、生徒たち一人ひとりがカルマノ神父様から祝福していただきました。
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《卒業証書授与式》
卒業生入場
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卒業証書授与
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卒業生代表による「感謝のことば」
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保護者は各ご家庭より1名のみ、在校生は代表者のみの列席となりましたが、透き通るような青空にも恵まれて、93名の卒業生が晴れやかに巣立っていきました。
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どんなときでも元気いっぱい、こぼれそうな笑顔で学校生活を謳歌していた70回生のみなさん、卒業おめでとうございます!母校となった聖園の森に、いつでも遊びにきてくださいね。

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