山の上にある町 - 聖園だより|聖園女学院中学校・高等学校

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聖園だより

山の上にある町

 藤沢に来て先ずは、聖園女学院の近辺を歩きながら、新しい生活環境を調べることにした。その時、私の目を引いたのは白旗の住宅地から見える校舎であった。「流石、カトリック学校」と、イエスの有名な言葉を実現した眺めだと思った―「あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。」(マタイによる福音書5章14節。)看板に「みその」のふりがなが加えられたことに納得ができた。多少目立って、聖園の存在を積極的にアピールする狙いが籠められているという印象を受けた。

 私が(学生、そして教員として)38年通っていた南山大学にも同じような風景がある。北から山手通りを登って行けば、名古屋大学を見下ろすA棟の上に「南山大学」という看板が見える(ふりがななし)。やはりトップにいるという立地条件を活用しなければならない。

 ところで、問題点もある。具体例はヨーロッパ研修旅行でギリシアのアテネを見学したときのある学生の一言である。バスからかの有名なアクロポリスを見上げて「今から何をするのですか」という質問に対して「登るよ」と元気よくアナウンスしたら、学生はもう一度この貴重な世界遺産を見上げて「やめた」と言って、バスに残った。

 古代ギリシアからまた藤沢に戻ろう。いつか友人が教えてくれた小林一茶の詩が聞こえてくる気がする。

悠然として 山を見る 蛙かな

 遠くから見られるだけでなく、「登ってみたい町」として今でも慕われている「みその台」を毎日のように登って行くことを積極的に(「継続は力なり」)受け入れても、悠然と見るだけで物事を完結できた蛙が羨ましい。

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