人生のきっかけはあらゆるところに。
自分の人生の目標や使命は、あらゆる取り組みから、気づくことができます。
勉強しながら気づくことが多いのですが、部活動に取り組みながら気づくことも多いのです。
気づく力。気づきを現実に変える力。
聖園で学んだ卒業生たちの中には、
部活を通して、気づく力を磨き、その気づきを大切に育み、
自分の人生の目標や使命として実現していった人が大勢います。
たった1本のサーブ、たった1本のレシーブ。
仲間を信じてリターンを待つ。そのために何ヶ月も何年も、みんなで努力を重ねること。
勉強にも進路にも仕事にも人生にも、大きな自信となっていきます。
試合形式で、多くのことを確認。
どのようにレシーブをあげるか。トスのタイミングの呼吸あわせなど。
チームとして動くこと。
将来のあらゆるプロジェクトや仕事に必要な力が、部活で磨けるのです。
スポーツは
支えてくれる人、見に来てくれる人、仲間、そして、自分に感動の波を広げるもの。
その一瞬のために
努力を重ね、工夫を凝らし、仲間を信頼し、先を見通し、全体を見渡す。
人の目に触れないところでの膨大な準備。
その大切さがわかる取り組みです。
中学・高校の6年間の取り組みなので、部活での気づきが進路にも直結するケースも多いのです。
けがの経験から、予防や治療の重要性に気づき、医療の路へ進んだ卒業生。
心身の健康の源として、食の大切さに気づき、管理栄養士の路へ進んだ卒業生。
スポーツの個性を決定づけているのがルールだと気づき、法学の路へ進んだ卒業生。
組織によって大会や集団が運営されていることに気づき、経営学の路へ進んだ卒業生。
さらに、部活を最後までやり遂げる力は、
成功するまで努力を継続する力、
周囲の人々を信頼する力、
目の前の取り組みを工夫する力、
目立たないところにこそ力を注ぐ力、
先を見通し、全体を見渡す力、
仲間や目標にむけて自己を律する力
判断基準を、「好き嫌い」や「やりたい・やりたくない」におくのではなくて、
「他者にも自分にも、将来に必要か否か、大切かどうか」におく力
へと昇華します。
自分の進む路の方向性とともに、人生を前進させる原動力も磨けるのが部活動です。
「気づく力」を育めば、人生のきっかけは、あらゆるところにあるものなのです。
平成26年1月12日(日)
進路指導部