卒業生。聖園を語る④
上智大学に進学する二宮さん。
皆勤賞(出席率100%!)の二宮さん。勉強も行事も部活も
当たり前のように両立する聖園の空気を満喫していました。
受験期も、なにかを減らすとか、犠牲にするということはあま
りなかったように見えます。
― どういうことなのでしょうか?
「世間では、受験勉強は、なにか特別なことらしいのですが、
聖園では、普通の勉強の延長線上のことだと思います。
だから、友人も、ガンガン勉強していても、行事を楽しんで
いたし、みんなでけじめをつけていました。むしろ、"受験
勉強でも人間性を磨いていた"と思います。」
― どのようにして、それができていたのでしょう?
「自分と向き合って、つらいことも周りの人の力も借りながら、
向き合って。これを繰り返すと、
"一人でやること" と "みんなでやること" の見極め
ができるようになりました。これは、部活や委員会や行事でも
できるけれど、勉強、特に受験期に、質も量も高まったと思います。
良い先生方と仲間に恵まれました(笑)。」
― 聖園で学んだことは?
「自分に与えられた使命がどうやったら見つかるか。
本当の意味で相手の立場で考えるとはどういうことなのか。
すっごく考えたし、学べました。そのために、自分をどう磨
くか。どう変えるか。という見極めができるようになりました。
まだまだ、道半ばなので、卒業後も、時折、聖園に戻ってき
て充電したいと思います。」
― 後輩たちに一言お願いします。
「聖園生として、目の前に来たものを前向きに捉えて、自分
を磨いてほしい。後になって分かるのだけれど、聖園は、
悪意ある人が本当に少ないので、先生が示してくれるもの
は、あとで、必ず意味がでてきます。そのときの気分や感
情で受け止めていると、あとで悔いを残します。"あーっき
ちんと取り組んでおけば良かった"ではなく、"きちんと取り
組んでおいて本当に良かった"といえるように、聖園生活
を満喫してください。」
勉強、部活、委員会、行事などなど、形は違えど、
すべてを自分の人生として受け止められるのが聖園生。
なぜなら、大切なことは、後になってわかることが多いから。
「時間」は大事なこととそうでないことを、ふるいにかけてく
れます。
時間をかける意味。それは、本当に大切なことを見極める
こと。聖園生は、それがよく分かっています。
平成27年4月6日
進路指導部