校長の声『イルミネーション』
主の降誕前半のミサの朗読には次の言葉がある。 「闇の中を歩む民は、大いなる光を見る」 この言葉を21世紀の現代版に直してみると、 「ショッピングで忙しい買い物客はイルミネーションを見る」
という事になる。
しかし、それなりの違いもある。暗い季節の中で世の中を少しでも明るくするのは天使達か、商店街の組合か、どちらか。そして、注目されるところも違う。現代版であれば、ニュース番組でも取り上げられている、見る人の目を楽しませるピカピカの飾りであるが、2000年前のあの夜、注目されていたのは天使達の光ではなく、その光が照らした、飼い葉桶で寝ていた幼子である。
まぶしい光から目を離して見えてくることはある。ベツレヘムで生まれた幼子イエスは、神は全ての人のためにくださった偉大なクリスマスプレゼントである、と。ご自身が私達のために身近な人になってくださった神に心から感謝することがクリスマスを祝う目的である。
「身近な人に愛の行いを」の模範を示してくださった幼子イエスに倣って、私達が「身近な人」の輪を全世界に広げることができるように。