MISONO's NEWS

生徒の活動

リーダーシップ研修

7月25日、清泉女子大学 地球市民学部 安斎徹 教授にご指導いただきリーダーシップ研修を行いました。

生徒会総務局・学級委員・部活動(部長/副部長)・委員会(委員長/副委員長)などさまざまな場所で聖園女学院の「リーダー」の立場を担っている中学3年生から高校2年生まで59名が参加し、今の時代に求められるリーダー像や女性のキャリアについて考えを深めました。

90分講義.jpg

最初のアイスブレイクは指を使ったペアワークでした。

相手の指に合わせて身体と視線を動かしていくのですが、最初はなかなかうまくいかず......。「相手のことを考えた行動や指示出しをしないと、人はついてこない」ことを学びました。

IMG_1042.jpg

人間は、目線・表情・しぐさなどの非言語コミュニケーションから多くの情報を得ています。続いてのアイスブレイクでは、隣の人の「笑顔」から「すてき」「こまり」「ふくざつ」など6つの感情を読みとりました。

アイスブレイク「笑顔」の種類を当てよう。非言語が大切。.jpg

女性のキャリア形成に触れた講義では「アナと雪の女王」「風の谷のナウシカ」など有名作品を鑑賞して、それぞれのリーダーシップを考える場面も。

女性に求められる役割や価値観が時代によって変化してきたことや、今から40年前に生まれた作品に女性のリーダーシップの可能性を感じることなど、生徒たちは多くの気づきを得ていました。

ジブリ(ぼかし済).jpg

午後には「ペーパータワー」のグループワークを行いました。

口頭による材料説明→15分で作戦会議→材料配布→15分で制作 という流れで、「自立するタワー」作りに挑戦しました。

固定はマステのみ。.jpg

紙を円柱にしたり、折って強度を高めてみたり、一度積み上げてみてから微調整したり......短い制作時間の中にも個性がみられました。

ペーパータワー1.jpg

自分がどのようなリーダーになりたいか、どのようなチームを作っていきたいか。

1日を通して多くのディスカッションが行われた点も、今回の研修の特徴でした。生徒と同じ目線になって語りあってくださった安斎教授とゼミ生のみなさん、ありがとうございました!

ディスカッション 安斎ゼミ生もアドバイザーとして入ってくれました。.jpg

参加生徒の感想より

・今までリーダーは生まれもった能力で適性が決まっていると考えていたので、部長という立場がとても不安でした。この研修を通して人それぞれ自分らしいリーダーの形があると気づき、これからは自分らしくみんなを支えられるようになりたいと思いました。

・リーダーシップという観点でとらえた「ナウシカ」には新たな発見がたくさんありました。自分が思い描くリーダーの理想像を、今後も探していこうと思います。

・リーダーは全てを背負うべき存在ではないことを知りました。自分が持っていないものや至らない点があれば、チームで補っていけばいいという新たな視点をもつことができました。

・初めて学級委員に選んでいただき、自分がどうしたらクラスや学年に貢献できるかと考える機会が多くありました。今回の研修を受けて、学級委員のあり方がわかった気がします。自分は、得意な人に引っ張ってもらい、後ろから見守る「羊飼い的リーダー」になりたいです。

・前に立ち、ひたすら前進する「カリスマリーダー」ではなく、自分以外の人が意見を出しやすい状態を作り、その意見を採り入れながら話し合っていける協調性があるリーダーを目指していきたいです。

最新の記事

PAGE
TOP