宗教科冬期講習 2025年「聖年」~希望の巡礼者~
12月22日、宗教科冬期講習を実施いたしました。
「聖年」にあたる2025年、中学1年生から高校2年生までの有志が「希望の巡礼者」として4つの公式巡礼地である教会を訪れ、祈りを捧げてまいりました。
1300年に教皇ボニファティウス8世によって制定された「聖年」は、旧約聖書の「ヨベルの年」(レビ記25章 1~55節)に由来します。幅広い世代が聖年の恵みにあずかれるよう、現在は25年ごとに祝われています。
2025年「聖年」の開始時には、ローマにある4つの大聖堂の「聖なる扉」が開かれました。幾世紀にもわたって何百万人もの巡礼者が聖なる場所を訪れ、信仰の証としています。
◆東京カテドラル聖マリア大聖堂

ザビエルの聖遺物や東方三博士の聖遺骨、ルルドの洞窟やジョセフィーヌの鐘などを見学し、「聖年の祈り」を捧げました。ルルドの洞窟は、フランスにあるものと全く一緒の設計がなされているそうです。

公式マスコットキャラクター「ルーチェ」とともに

偶然にも菊地枢機卿にお目にかかり、記念撮影をご快諾いただきました。
今年行われたコンクラーベ(教皇選挙)に参加した枢機卿様とご一緒できたことも、大きなお恵みとなりました。

◆イグナチオ教会
続いて訪れたイグナチオ教会では、12:00のミサに与りました。
聖園生一人ひとりが神父様から祝福をいただき、感謝の祈りを捧げました。

◆築地教会
築地教会の聖堂内では「希望の巡礼者」として、黙想のうちに祈りを捧げました。
入口付近にある「江戸のジャンヌ・ルイーズ」と呼ばれている鐘は、東京カテドラルにある「ジョセフィーヌの鐘」と二重奏を奏でていたことがあるそうで、生徒たちは興味深く見学に臨んでいました。

◆高輪教会
最後の巡礼地・高輪教会では、主任司祭である赤岩神父様や信徒のみなさんが聖園生を迎え入れてくださいました。ともに「聖年の祈り」を捧げ、神父様から生徒たちへ励ましのメッセージをいただきました。

「希望の巡礼者」として4つの教会を訪れて祈りを捧げた聖園生は、日々の生活の中に神様の細やかなはたらきがたくさん存在していることに改めて気づかされたようでした。今回の「巡礼」をきっかけに、「自分の使命に向かって、神様とともに力強く前進しよう」と決意した生徒も多くいました。
聖園生一人ひとりがこれからも神様の御手の中で健やかに成長し、それぞれの使命に向けて歩む姿が見られることを祈っております。