勉強とは?知識とは?
冬の学びは凛とした静けさの中で深まります。
聖園の丘でも、澄み渡る青空のもと、
陽光に照らされた煉瓦に守られた校舎の中で、
学びが深まっていきます。
「勉強」とは、
知識などとの出会いであり、
知識などに生命を吹き込むことであり、
知識などを新たに生み出す営みです。
「知識」とは、
先人たちの智恵・経験・生命の結晶です。
どんなに医療が発達して寿命が延びたとしても、
私たちは、
この宇宙・自然・世界のすべてを "経験" することはできません。
だからこそ、私たちは、
他者の話に耳を傾け、書物を開き、宇宙や自然を観察することで、
自分以外の人がたどり着いた真理・真実・事実に触れることで、
他者の経験・視点・気づきを、自分の糧としていきます。
そのために、私たちに与えられたのが、"想像力" です。
他者の経験の結晶である知識や技術に触れるとき、
「想像力を駆使して、他者の視点にたどり着く」ことが大切です。
自分の経験には限界があるという「謙虚さ」を持ちましょう。
他者の経験の結晶である知識や技術に対する「謙虚な姿勢」を持ちましょう。
そして、自分の経験と知識・技術を融合させて、新しい知識や技術を生み出しましょう。
いずれは、あなたが新たな知識を生み出す時がきます。
今は、多くの知識に触れ、活用しましょう。
新たな知識を生み出す、その時のために。
平成27年1月20日(火)
進路指導部