静修の日 ニヨンサバ・フランソワ教授 講演
9月2日、順天堂大学国際教養学部長 ニヨンサバ・フランソワ教授に「教育とは世界を変えるために用いることができる最も強力な武器である」と題してご講演いただきました。
ユーモアたっぷりに自己紹介なさるニヨンサバ教授の語り口に、生徒も教職員も瞬く間に引き込まれます。
故郷・ルワンダの貧しい村で暮らした少年時代、教育こそが自分が置かれた境遇を変える力になると信じて勉学に邁進した学生時代、留学中に体験した激しい人種差別、念願の医師としてスタートを切った矢先に届いた母国の内戦と大虐殺の知らせ......
ひとことでは語れないほどの人生経験が、次々と明かされます。
現在は日本を拠点とし、アフリカで流行するエイズ・結核・マラリアを中心とした感染症予防の研究を進めるニヨンサバ教授が語る「失うほどに、人は大きくなる」「夢とモチベーションがあれば、あなたたちは何でもできる」という言葉は大きなものでした。
ニヨンサバ教授、貴重な機会をありがとうございました。