高校1年生 総合探究②
高校1年生(77回生)が、総合探究の新企画「つくる人・つかう人の暮らしを豊かに」に取り組んでいます。インド産フェアトレードチョコレートの生産者と消費者をつなぐオリジナルパッケージ作りの様子をご紹介いたします!
◆前回の活動はこちら
https://www.misono.jp/news/2025/07/1-548.html
9月2日、株式会社イトバナシ 取締役副代表 杉川幸太氏・店舗プロデュースやブランディング、デザイン制作などを手がける合同会社シェアローカル 代表社員 すみかずき氏にご来校いただきました。
前回のZoom講義に続き、杉川氏にチョコレートの制作過程と作り手たちの想いを学びました。この夏インドネシアに赴いた杉川氏から、カカオの苗木を植える活動の様子も語っていただきました。
「『ねばならない』から脱却し、固定観念に縛られることのないように」との励ましに、77回生は大いに刺激を受けていました。
すみ氏からは、デザインを行う際の実践的なアドバイスをいただきました。
自分が使うもの・誰かへの贈りものなど、適切なデザインは用途によって異なります。情報を「伝達」したいのか、自分の想いを「表現」するのかによってもデザインの方向性は大きく変わってきます。
今回77回生が挑戦するのは「表現」を意識したデザインです。
ウォーミングアップとして、すみ氏から意外な課題が出されました。
課題は「1枚の紙を、3分間くしゃくしゃにし続けよう」というもの。
手でもんでみたり、破いてみたり、切ってみたり。3分後にはさまざまな紙の形=デザインが目の前に現れ、生徒たちは変化と違いに驚きつつ楽しんでいました。
後半は教室に移動し、グループワークに取り組みました。
インドについて夏休みに調べたことを共有しあい、チョコレートを手にしてくださる人にどんなことを伝えたいか話し合いました。
いよいよパッケージデザイン制作を進めます。
ファシリテーター(株式会社ミエタ)の方々からいただいたインド素材(布・ひも・新聞・レシート・木彫りスタンプ)から着想を得て、思いのままに手を動かしました。
素材を重ねたり、新聞でカカオを表現したり、紙を濡らしてみたり......生徒の表情とアイディアが輝きます。講評後、杉川氏・すみ氏から「どれも商品化したいな。選べるかな?」という嬉しいコメントもいただきました。
聖園生オリジナルパッケージデザインのフェアトレードチョコレート、完成までもうしばらくお待ちください!