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生徒の活動

中学1年生 小笠原流礼法講座

11月4日、小笠原流礼法 小川美子先生をお招きし、中学1年生(80回生)が礼法講座を実施いたしました。全3回にわたる講座の2回目です。


前回の礼法講座は入学当初の「特別時間割」の中で行われました。

相手を敬う心を自分の動作であらわすのが礼法の基本であることや、礼法を実践すると無言のうちに「あなたを大切に思っています」と伝えられることなど、小川先生は最初に復習してくださいました。

言葉を交わしたあとにもあたたかい空気が生まれる「残心」や、決して落馬することのない姿勢にたとえられる「生気体(せいきたい)」、相手を敬う心を第一とし、時と場合によって変わる「上座と下座」など、前回学んだ言葉をひとつずつ復習していきました。


今回は物の受け渡しを実践的に学びました。

物事は陰と陽に分けられており、相手に物を手渡すときには手のひらを上に向けて「陽」をあらわすことや、たとえ相手がどんなに若かったとしても「敬う心」を忘れずに接することなどを教えていただきました。

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筆記用具や傘など、手渡した相手がすぐに使えるように向きを考えることもポイントでした。礼法には心くばりがあらわれます。

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後半は箸の使い方を学びました。食事の作法は「箸に始まり箸に終わる」とされるそうです。

全員に一膳ずつ割り箸が配られ、先生のお手本を見ながら実践していきました。

迷い箸や渡し橋などタブーとされる使い方のほか、箸を持ち上げる際には中指にいったん置く動作を挟むことで所作が綺麗にみえることを学びました。


小川先生は折りにふれて「学んだことは、今日から実践できることばかりです」と仰り、「将来どのような立場の方ともお食事を共にできるように、美しい所作を身につけておいてくださいね」と80回生を励ましてくださいました。ご指導ありがとうございました。

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