2025年度クリスマス行事
12月19日、クリスマス行事を実施いたしました。
イエス様のご降誕をお祝いする喜びに満ちた聖園女学院の1日をご覧ください。
◆クリスマスミサ
学校長 ミカエル・カルマノ神父 司式のもと、全校生徒がミサに与りました。

◆講話「Charityの歴史と今できること~クリスマスに考える『繋がり』~」
NPO法人せいぼ 山田真人理事長をお招きし、ご講演いただきました。
山田理事長は、フェアトレードコーヒー・紅茶販売をはじめとする事業を通してマラウイの子どもたちへの給食支援を行っています。

山田理事長が聖園女学院にてご講演くださるのは今回で3年目です。「クリスマスの夜は飛行機の上で迎える予定なので、聖園でミサに与れて幸せです。忙しい中でも、信仰を確認する場になりました」とはじめに仰いました。
以前大きな影響を受け、活動の大きな柱のひとつになっているというルカによる福音書から「もし足りなければ、帰りにお支払いします」という一節を紹介し、「倒れている人に駆け寄って介抱することと同じくらい、『帰りに立ち寄って支払う』という行動が重要だと思っています。チャリティの出発点は『気持ち』だけれど、その活動を持続させるためにはお金も時間も必要です。チャリティとビジネスは両輪になれます」と語ってくださいました。

日本から渡航するのに30時間を要するマラウイは、平均年齢24歳のとても若い国です。
「国内にも困っている人は多くいるのに、なぜマラウイ?」という質問には自分自身も即答することが難しいそうです。ただ、初めて現地を訪れた際に住民と交わしたやりとりで「心が動いた」ことが今に至るまで活動の原動力になっているとのことでした。
「貨幣経済とはまったく違うお金の流れがチャリティにはあります。目に見えるものを通して、目に見えないものに気づくことが、クリスマスの意味です」と語る山田理事長から、大きな学びをいただきました。
◆マラウイコーヒー&紅茶 チャリティ販売(生徒会総務局)
「クリスマスの祈り・クリスマスキャロル」開演前のマリアホールラウンジで、チャリティ販売を行いました。


おかげさまで完売いたしました!ありがとうございました。

◆インド産フェアトレードチョコレート チャリティ販売(高校1年生)
高校1年生が総合探究でオリジナルパッケージデザインを制作したフェアトレードチョコレートをチャリティ販売いたしました。
~これまでの活動はこちら~
https://www.misono.jp/news/2025/11/1-561.html


おかげさまでこちらも完売いたしました!
写真は終演後、総務局員有志が試食している様子です。

◆クリスマスの祈り・クリスマスキャロル
有志生徒(中学2年生・高校1年生・高校2年生)による朗読劇「クリスマスの祈り」と、中学1年生・中学3年生・高校1年生・聖歌隊ハンドベルクワイアによる「クリスマスキャロル」演奏を行いました。



講堂が、ハンドベルの音色と歌声に包まれました。


クリスマスに寄せた、南山学園理事長メッセージで締めくくりました。

◆ステンドグラスクラフト
中学3年生が宗教の授業で作成したステンドグラスクラフトが、今年も講堂を彩りました。
ご来場くださいましたみなさま、ありがとうございました。

