サイエンス=コミュニケーション=プログラム①講話
サイエンス=コミュニケーション=プログラム(SCP)
毎年4月末から5月初めにかけて、京都大学の北原博士に
おこしいただき、自律行動できるようにロボットに
プログラムを組む作業を通じて、科学の基本・人間の基本を学びます。
毎年、中学1年生と中学2年生がこのプログラムに参加します。
最初は、講話です。
宇宙開発の過程で生み出されたものが
電子レンジやスマートフォン、日焼け止めクリームなど、
今の私たちの生活を支えていること。
宇宙の過酷な環境では、宇宙空間と地球の間の交信に、
時間差が生じて、ロボットへの命令が遅れるから、
自律型ロボットが重要になること。
宇宙では、最終的には人間が生活することから、
限られた資源を有効活用する技術や倫理観が必要なこと。
いずれは、無重力での出産や育児などがありうるので、
宇宙開発には、女性の存在が欠かせないこと。
科学は、限られた特別な人たちの世界ではなく、むしろ、
人類全体の教養であり、男性だけ、女性だけで進展させるのではなく、
人類がスクラムを組んで取り組むものである。
だからこそ、科学には人として「当たり前」のコミュニケーションが大切なのだ、と。
40分にわたる講話で、科学にも人間にも基本のことを、情熱的に
語ってくださいました。
人間の観点からの科学の捉え方。
科学の観点からの人間の捉え方。
講話後の講座で、子どもたちは実際に体験することになります。
平成26年4月28日
進路指導部