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入試・イベント関連

サイエンス=コミュニケーション=プログラム②検証と修正、そして達成!

講話の後は、体験講座です。

科学は一人で完結するものではなく、
同じ時代の人がチームを組んで取り組むものや、
駅伝のたすきのように、時代を超えて、受けついでいくものです。
聖園では、同じ時代の人がチームを組んで取り組むものを体験します。

さあプログラム開始.JPG

 

 






その時の「当たり前」のコミュニケーションは?
もちろん、「あいさつ・自己紹介・相手の名前を覚える」の3点セットです。
日本なら日本語で通用するかもしれません。海外なら英語が基本。
私たちは、両方を使いこなせることで、世界の人とチームを組むことが可能になります。

今日は、日本語が通じる人と2人でチームを組みました。2人というのは、チームの最小単位です。
つまり基本です。さあ、この「2人」というチームの基本で、
ロボットに自律行動が可能なプログラムを組み込んでいきます。

2)プログラム修正!.JPG

 

 

 

 

 

徐々に、2人の距離が縮まり、チームとして動き出すと・・・
次の「当たり前」のコミュニケーションは?

もちろん、「相手の話に耳を傾ける・自分の意見を伝える・議論をして共通の見解を出す」の3点セットです。
チームで、つまり2人で、お互いに耳を傾け合い、意見を出し合い、共通の見解を出していく。

当然、最初からうまくいきません。
あきらめずにお互いに耳を傾け、意見を出し、議論して、別の見解を出していく。
チーム内での仮説→検証→修正の繰り返し。 

みんなで検証②.JPG

 

 

 

 

 

そして、自分のチームでの共通の見解を、他のチームとのやりとりで、さらに修正を加えていきます。
先に検証を終えている人のアドバイスも参考になりますし、友人のチームの動きからもヒントを得られます。
ここでは、赤外線を探し、捉え、距離を縮める動きを自律してできるようにプログラムを組みます。

スタッフのお姉さんと検証.JPG

 

 

 

 

 

ところが、ここで、大きな問題が。
他チームとプログラムが同じことが判明したにもかかわらず、なぜか、ロボットの動きに違いが・・・
そう。プログラムが同じでも、ロボットの電池残量やバネの強弱、タイヤの摩耗度などが違うと、
自律行動も変わります。今与えられているロボットの状態によって、ベストのプログラムが変わるのです。 


見えない光を追いかける.JPG

 

 

 

 

 

ロボットは、人間がプログラムを組み替えますが、人間は、自分自身で、対応を変えていきます。
この講座は、プログラムやロボットを扱うことで、人間自身についても理解を深めていくものなのです。
科学と人間を切り離して考えるのではなく、それぞれの視点から、新たな関係性を構築していくもの。

さあ、サイエンス=コミュニケーション=プログラムで聖園生たちが体験した、
科学と人間の基本をもとに、日常の学びを深めていきます。


平成26年4月28日
進路指導部

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