卒業生。聖園を語る③
学習院大学に進学する久嶋さん。
推薦入試を活用して、専門的に文学を極めることができる
大学に進学した久嶋さん。定期試験を3年間休むことがで
きないプレッシャーを乗り越えながら、推薦を突破しました。
その後も、一般受験生並みに勉強を重ね、センター試験
でも、9割を超す結果をたたき出す一方で、一般受験生の
相談にも乗っていました。
― 気のゆるみもなく、すごい持続力ですね。
「勉強はきちんとやりきると、自分で決めていたので、受験
があろうとなかろうと、常にベストを尽くそうと思っていまし
た。...といっても、毎日毎日、うまくいっていたわけではな
く、失敗しても、できない日があっても、めげずに、続けて
いただけですけど(笑)。」
― どのように続けていたのでしょう?
「いろいろ気になって、クヨクヨしてしまう性格なのですが、
自分に集中して、目の前のことに取り組む練習をしまし
た。最初はうまくいかず、英語の勉強していても、「あっ
古文もやらなきゃ」とか、数学の勉強をしていても、「あっ
あの子に連絡しなきゃ」とか、常に揺れ動いていました
が、それでも、「今やると決めたこと」に集中する練習を
ずっと続けました。できるようになるまで。やってみてわ
かったのは、「できない」のではなくて、「やろうとしてい
なかった」ということです。」
― 聖園で学んだことは?
「勉強で得られる大切なことと挨拶や礼儀です。勉強の
意味は、聖園のすごい先生方に教わったことときちん
とがんばる仲間に恵まれたことで、本当によくわかり
ました。自分ががんばれたのも、周囲の支えがあった
からだし、私も周囲に必要とされていることがわかって、
モチベーションが上がりました。」
「勉強で得られることは、一言で言えば、教養や自己管理
なのでしょうけど、やっぱり、人生につながる部分がたく
さんあります。部活と両立しながら、勉強をきちんとして
本当に良かったと思っています。塾よりも聖園の授業
のほうがすっごい楽しかった。」
「挨拶や礼儀は、世界中で通用すると思います。形や
言葉はもちろんのこと、気持ちというか、心の持ち方が。
これも、ずっと続けてよかった。挨拶や礼儀は、いわゆ
る、"自然"にできてはじめて相手に伝わるものです。
自然にできて、はじめて世界でも通用すると思います。」
― 後輩たちに一言お願いします。
「聖園ですすめられたことは、やってみた方が良いと思い
ます。勉強も部活も、その場の感情で判断せずに、続け
てみて!」
良いことを見抜き、それを続けるのが聖園生。
聖園生は、勉強でも部活でも、日常生活でも、
大切なことを自然にできるレベルまでもっていきます。
それは、
その段階こそが、相手に、他者に、世界に通用するからです。
平成27年4月5日
進路指導部