「第10回 TWICE AWARD」 グランプリ受賞!
以前も掲載したTeam Project Work(TPW)の取り組みですが、全校発表にて選ばれたチームが、学校代表として全国大会に挑みました。今回は新型コロナウイルスの影響で、大会は開催されず映像審査となりましたが、聖園からエントリーしたチームがたくさん賞をいただきましたのでご紹介します。(2019年度の学年です。)
「人間ドキュメンタリー部門」
(さまざまな分野で活躍した人の人生を題材に、「人間ドキュメンタリー」をつくる)
グランプリ受賞 中学2年生「聖園坂73」
長谷川町子さんをロールモデルとして取り組み、「サザエさん」の秘密や長く愛されている理由など
について考察しました。また、「サザエさん」を通して長谷川町子さんが伝えたかったメッセージに
ついて考えてみました。
《審査員の方からいただいたコメント》
・「サザエさんがなぜ長い間愛され続けたのか?」に着目し、説得力のある結論を自分たちで考え抜
いた点が大変すばらしかったです。
・髪型や登場人物のプチ情報などを伝えてくれたのも、見る側を楽しませる工夫にあふれ、表現力の
高さも際立っていました。
「企業インターンワーク部門」
(日本を代表する企業の「インターン」として、課題解決に取り組む)
優秀賞受賞 中学3年生「MACHI cafe」
LAWSONのインターンとして、活動内容や企業理念、スローガンなどを踏まえたうえで、「すべて
のお客様レコメンドNo.1になるために自分の住むマチと企業がコラボしたPRイベントを企画・提案
すること」という指令に取り組みました。オリジナルキャラクターの動画やクイズなどで、楽しく分
かりやすい発表を心掛け、実践しました。
「グローバルリサーチワーク部門」
(今、地球で起きていることを徹底的にリサーチ&ディスカッションして、世界に発信する"グローバル
リサーチレポート"を作成する)
グランプリ受賞 高校1年生「HERO」
「平和と企業や団体の関わり」をテーマに掲げ、児童労働に注目しました。児童労働の現状やそれを
なくす取り組みを行っている団体や企業の活動について考察し、自分達のどのような行動が児童労働
者の助けになるのか、果ては、自分達が平和な世界を作っていくためにどのようなことを心掛け、行
動に移したらよいのか考えました。
《審査員の方からいただいたコメント》
・発表の最後に「誰もが平和のためにできることがたくさんある」と多くの選択肢を投げかけ、この
プレゼンをとおして意識の変化だけでなくアクションを起こすことまでを狙っていました。調べる
だけでなく、世の中を身近な一歩から変えていく「提案・巻き込み型」の力強いプレゼンテーショ
ンでした。
準グランプリ受賞 高校1年生「ちくわマヨネーズ」
「命と教育の関わり」をテーマに掲げ、日本の教育と発展途上国の教育を比較しました。貧困の連鎖
などの現状に気づくとともに、さまざまな支援団体の活動に触れ、教育は貧困で苦しむ人々を救う可
能性を持っていること、「命」を守るために教育が不可欠であるという結論を導き出しました。
《審査員の方からいただいたコメント》
・自分たちは目の前の勉強をしっかりやることが将来役に立つといった素晴らしい結論に導きまし
た。
・「知識は国籍や性別、宗教の壁を超える」「多くの事実を知り、目を向けることで問題は解決でき
る」というメッセージは、「なぜ教育が必要なのか?」という問いに本質的な答えを導き出してい
ると感じました。
優秀賞受賞 高校1年生「カオピタ」
「平和と文化」をテーマに掲げ、世界幸福度ランキングに基づき、メンバーの1人であるフランス人
留学生の意見も参考にして世界と日本の幸福の捉え方や文化の違いについて考察しました。また、ポ
ジティブ幻想がもたらす影響についても調べました。お互いの文化や考えを大切にし、認め合い尊重
し合うことが平和に近づく第一歩であることを再認識しました。