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校長の声

校長の声「新年」

 「新年」と言えば、人によって色んなイメージは浮かんで来るであろう。一昔のドイツ(私の若いとき)では爆音の花火、日本では除夜の鐘であるが、大きな音で新しい年を迎えることは共通点である。

 この前、71回生の「二十歳を祝うミサ」の準備していたときに思ったことの一つに、新年のもう一つのイメージは、誰もいないチャペルではないか、と。

VOX#73_2024-01-08_ComingOfAgeMass_06567.jpg 何故かというと、空っぽな聖心(みこころ)聖堂は私達の祈りでいっぱいになることを期待しているからである。新しい年は私達のそれぞれの思いと行いで造り上げられていく。これは一日でできることではない。除夜の鐘、そして二十歳を祝うミサは重要な活動の継続を促している。人間を遙かに超える力に支えられていても、一回の祈りで煩悩を払うことや、成人になることはできない。

 注意すべき課題として見えてくることは、一人で頑張って達成できることではないということである。一緒に祈って、共に活動する人がいなければ、先に進めない。そのために、チャペルのイメージで言えば、ドアの鍵を開けておくことは欠かせない。すると、加わってくる仲間は誰になるかは予測できないし、場合によって「うるさい!」と言われることもある。

 チャペルに冷暖房を備えておけば、多くの人を招くことはできるであろうが、不愉快な環境を我慢しなければならない時期も必ずあると覚悟しなければならないのである。

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