放課後自習支援・春期探究講座
聖園女学院では、難関大学に通う女子大学生メンターが自習室に常駐する「放課後自習支援」を実施しております。教職員や家族とは異なる立場から聖園生の学びをサポートするメンターさんが「春期探究講座」を企画し、中学生・高校生有志が参加しました。3月26日に行われた3つの講座の様子をご覧ください。
◆建築設計を追体験してみよう!
建物がどのように設計されているかを学びながら、建築デザインの初歩を体験しました。
大学の実習でも実際に使われている材料を使って体験スタート!
メンターさんから発表された条件は「屋根がついた1階建て」「地上に空間がある」「聖園女学院のテニスコート部分に建てる」「誰でも入ることができる」というものでした。15分ほどで描いた素案をもとに、生徒たちは夢中で手を動かしていました。
◆お気に入りの画家を見つけよう!
印象派と称される画家に着目し、有名作品や特徴を学びました。
画家の交友関係や作品誕生のユニークなエピソードも紹介され、理解が深まりました!
作品を見て画家の名前を当てる復習クイズの時間も。
最初は簡単に正解していましたが......
最後の「どっちがモネで、どっちがルノワール?」は難問でした。仲の良い2人は一緒に創作活動を行うことも多かったようで、同じ景色を目にしていながら仕上がりが大きく異なる作品が残されています。
正解は、左がモネで右がルノワールでした。
「水のラファエロ」と呼ばれたモネの作品からは、水面や光を描きこもうとする思いが伝わってくるようです。一方で、人物表現に優れたルノワールの作品からは、行楽地で楽しく過ごす人々の笑い声が聞こえてくるようですね!
◆戦国時代の参謀はどのように地形を見ていたか?
「高松城の水攻め」で有名な軍師 黒田官兵衛の作戦を、地図から読み解きました。
黒田官兵衛の進言によって、全長3㎞・高さ7mにも及ぶ高松城を囲う堤防が、わずか12日で完成したと言われています。作戦に迫る第一歩として、地図記号を復習しました。
作戦の秘訣は「自然堤防」でした。地形の利点を最大限に活かして、誰もが驚くような作戦を成功させたのですね!
メンターのみなさん、楽しい企画をありがとうございました!