中学1年生 コミュニケーション研修②
中学1年生(80回生)が、年間を通じてコミュニケーション研修プログラムに参加しています。
10月14日、先週に引き続いてサムレーン・アプサラ(旧「対人地雷をなくす会」)代表の岡戸良子(おかどながこ)先生をお招きし、「一人ひとりが平和を創るには」というテーマで分かち合いを行いました。
◆前回の様子はこちらをご覧ください◆
https://www.misono.jp/news/2025/10/1-558.html
先週の講義を受けて、80回生は「Peace Tree」を作成いたしました。
「サバラさんの日記を聴いた私が、『平和』のためにできること」を鳩の形のカードに英語で記入し、思い思いの場所に貼って完成させました。
聖堂に3クラスのカラフルなPeace Treeが並び、分かち合いがはじまりました。
前回の講義(10/7)直後にはじまったガザ地区の和平交渉に触れた岡戸先生の第一声は「平和が近づいてきました!」。80回生と言葉を交わしながら、「誰にも邪魔されない時間をもつことができる」「安全・安心の感覚で日常を過ごせる」という「平和」の姿を再確認しました。
続いて話題に上ったのは、難民の存在です。
世界には2590万人もが難民としての生活を余儀なくされており、パレスチナでは地域の5人に1人が該当するそうです。「このままガザ地区での戦争が終結したとしても、その瞬間からもっと多くの難民が生まれるのではないかと予想しています」との岡戸先生の言葉に、80回生は驚きの表情を浮かべていました。
後半には岡戸先生が80回生を指名し、鳩のカードに記した「平和を創るための行動」を英語/日本語で発表する場面も。
時間を無駄にしない・自分と違う意見の人も受けいれる・近くにいる人に親切にする・小さなことでも助け合う・無関心にならないなど、80回生が言葉にした「平和へのアクション」はさまざまでした。
「学んだことを誰かに伝えることが平和につながる」「日本は平和だけれど、世界はそうではない。もっと知ることが大切」と記した生徒もおり、共感を呼んでいました。
岡戸先生はご講演の最後に「周りの人といられる時間を大切にする」「一緒にかけがえのない時間を過ごす」「互いに愛しあう」という意見を改めて分かち合い、「これが『平和』です!」と力強く仰いました。80回生のPeace Treeは、サバラさんの元へ届けられるとのことです。
違いを認め、隣人とともに歩むことができますように。先週ご紹介いただいた「平和を求める祈り」を、今回は英語で共にしました。
「Think Globally and Act Locally」世界へと視野を広げつつ、足もとから平和を創ることの大切さに気づかせていただいた岡戸先生、2週にわたってありがとうございました。