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校長の声

校長の声『3月17日』

 一年の間に特別な行事を行う日はいくつかがある。現代の日本では2月14日はチョコレートを贈るバレンタイン・デー、12月25日はプレゼントを贈るクリスマス、そして3月17日はアイランド系の人が住んでいる町では皆、緑の服を着て、聖パトリック・パレードを行う日である。3月17日は、元々、カトリック教会が聖パトリックを祝う祝日であるが、パレードに参加するのはカトリック信者だけではない。考えてみると、バレンタイン・デーとクリスマスと同じように、楽しい祭りは、宗教と文化の違いを超えて、人を結ぶイベントとなっている。

 ところが、同じ3月17日は、2015年から日本のカトリック教会では聖パトリックの記念日から「日本の信徒発見の聖母」という祝日に変わった。1865年その日、長崎の大浦天主堂にキリシタンが現れて、聖マリアの像を見て、「私達はカトリック信者だ。」と、当時の主任司祭であったプティジャン神父に話した。

 表面的に見れば、長崎の大浦天主堂、そしてオーストラリアのメルボルンにある聖パトリック大聖堂は3月17日の記念日を奪い取る競争に見えるかもしれない。しかし、聖パトリックの象徴である三つ葉クローバーは大浦天主堂に飾ることもできる。そして聖パトリック大聖堂にも聖母マリアの像がある。3月17日は競争相手と争う日ではなく、人を優しく見てくださる神のことを多くの人に伝えるために力を合わせて『協奏』する日である。

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