MISONO's NEWS

入試・イベント関連

聖園の総合学習(中学生編)

聖園女学院では、中高一貫校の特徴を生かした総合学習・探究活動に取り組んでいます。
それぞれの学年に応じた「身につけてほしい力」を明確に示し(中学生は①~⑨、高校生は⑩⑪)、生徒と教員が共有することで、研究や発表の技術を無理なく磨いていきます。
1月19日(火)に行われた中学学年発表の様子をご紹介します。

【全体目標〈中学〉 まなびの基本技能「調べる・まとめる・表す」力を高める】

中1 SDGs 貧困をなくそう
①情報の種類や特徴を知る
②引用、出典の書き方を知る
③複数の資料を合わせ読みし、比較の中で気づきを得る
④人の意見(調べた内容)と自分の意見を区別する
⑤見る側、聞く側の視点を持つ

NPO法人「RASA-Japan」を創設し、フィリピンで貧困地域の教育環境改善に尽力しているシーランド神父様(南山大学名誉教授)の講演をきっかけに、世界の貧困問題に目を向けた中1生。
中1 食糧問題.JPG

さまざまな文献やWeb資料を探し、学びを深めてきた個人研究の成果を発表します。一人ひとりが「私の行動宣言」を考え、社会を変える一歩を踏み出しました。

プレゼンテーション用アプリ keynote を使った発表は、学年の先生方も目を見張るほどの完成度。いつの間にここまで深く考察していたのかしら!と、驚きの連続だったようです。
中1 気候変動.JPG

中2 企業インターンワーク
⑥提案の根拠や裏付けを明確にする
⑦批判的な目で自分たちの意見を検証する

株式会社明治、森永乳業株式会社、江崎グリコ株式会社、株式会社ローソン、KDDI株式会社(順不同)といった身近な企業の「指令」に基づいた、新商品の提案などの課題に取り組む実践型グループワークです。
中2 指令.JPG

ワークを通して、企業活動と社会問題解決は切り離せないことを学んだ中2生。食品ロス・廃プラスチック・超高齢社会・ユニバーサルデザインなど、現代社会が抱えるさまざまな課題に対して、できる限りの解決策を練っていました。投票の結果、上位6チームがトゥワイス・アウォード全国大会に出場します。

中3 京都奈良現地研修
⑧テーマ設定を工夫する
⑨教科を越えて学問が繋がっていることを知る

「まとめ学習」から一歩踏み出す、アカデミックな発表を目指していた中3生。
現地に赴いての学習は叶いませんでしたが、探究の成果を個人発表の場で披露しました。
中3 京都の食文化.JPG

生徒たちが最も苦労したのは、情報の取捨選択。テーマに関する基礎知識、聞き手を楽しませる工夫、思わず納得する具体例、いずれも大切です。しかし、持ち時間はわずか3分間!

12月の中間発表では持ち時間の倍以上かかっていた生徒もいたようですが、本番は見事に成功。「学問を興味深く探究する姿勢とともに、ひとりの大人としての発表スキルも磨かれた」と、学年の先生方も目を見張っていました。

高校生の探究活動はこちらから

最新の記事

PAGE
TOP